2021年度の株主優待クロス取り結果をまとめておきます。結果と1年間の感想を振り返って2022年にどうするかに活かしておきたいですね。

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株主優待戦績(2010年からクロスで取得したものを手数料や逆日歩コストも含めてまとめています)。10年以上のデータが集まっているので参考になる部分も多いかもしれません。

今年は198件の優待をクロスで取得したようで、過去振り返った中で件数としては最大になりました。得した換算金額はまだ確定させていないので、分かりませんが年間通してそこそこ受益がある形になりそうです。

本格的にクロスに参戦している人はもっと膨大な件数を取っているかもしれません。当方は、戦略としてはやや控えめでなるべく手間を減らして「欲張らない」「無理しない」という方針で続けています。

そのため、今回は無理な制度突撃で高逆日歩といった銘柄はなかったです。一方でいくつか失敗している部分があり今回多かったのが「優待権利条件の確認ミス」ですね。

  • 長期優遇内容の理解不足
  • 株数ミス(200株要件で100株だけなど)

そういった確認不足で5銘柄ぐらいは無駄にクロス取引して何も届かないという行為を行っています。取得件数が増えるほど、このようなミスは増えやすくなるというのが雑感です。

私のクロス取引はのんびりしていて、権利付最終日の前の週の水曜日ぐらいからボツボツ一般信用の在庫数を確認して、金利手数料が少し無駄になっても余裕を持ってクロスを仕掛けることが多いです。1ヶ月前から争奪戦をしている人に比べたら随分遅いですし、前日のみ見て「一般なければ制度突撃」というタイプに比べると、少しだけスタート早めているタイプです。

この戦略で行きますと、最終取引日(優待権利付日の前日)に再確認を行うのですが、ここで優待要件の確認ミスして惰性で残りのクロスを作ってしまうことが多いのが失敗の原因ですね。特にここ最近は長期優遇の内容が「銘柄ごとに要件が異なる」ので確認を怠りやすいです。中途半端に端株を漁っていて、意味ない端株購入もたくさんしていますね。

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なお、近年増えていた長期保有優遇制度の新規導入件数はやや落ち着きを見せているようにも見えます。正直、クロス対策といっても過言ではない長期優遇制度が増えているというのは株主優待クロス族にとっては好ましくない状況です。

長期優遇導入が新規に減っているのは好感ではありますが、最近は長期優遇導入していたのに優待廃止するような企業も見られて、株主優待を餌にしてるともいえる銘柄もたくさんありますので、今後もあまり優待ホイホイにならないようには気をつけたいです。

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コロナ禍の影響も手伝ってか優待導入企業の件数は頭打ちの状況です。今の件数でも十分な数だと思いますので、今後は現状程度の優待導入企業数が続くことを期待しています。

手軽に楽しめるというレベルの利点がいつまでも続けば、毎年楽しめますので2022年も「欲張らず」「無理しない」という姿勢で続けていけたらなと思っています。

株主優待タダ取り(クロス取引)を始めてみませんか?