楽天グループの優待内容が変更になって話題になっています。

変更前は100株以上から10000株以上まで段階的になっており、しかも保有期間で3ヶ月から6ヶ月といった無料期間が中途半端な内容で、使い勝手悪そうと思っていましたが。一気に拡充で全株主共通で「音声+データ(30GB/月)を1年間無料」という太っ腹な内容です。

株主優待の概要

第27期株主様ご優待は2023年12月末日時点の株主名簿に記載された、100株(1単元)以上を保有する株主様を対象として実施します。
なお、2023年12月末時点の株主名簿に記載されるためには、権利付最終日(2023年12月27日)の取引終了時点で株式を保有している必要があります。
対象となる株主様には、「第27期 楽天グループ株式会社 定時株主総会・株主優待 専用サイトのご案内および ID・パスワードのご通知」(以下、通知書)を第27回定時株主総会招集ご通知等に同封の上、2024年3月上旬に発送させていただきます。
株主優待のご案内等詳細は、弊社ウェブサイトまたは通知書に記載する株主様ご優待専用サイトをご覧ください。

公式ページの情報では全株主といっても1単元以上を保有している必要があるようです。

基本はeSIMのようですが物理SIMも頼むことが出来るようで、色々な物理SIMが使える端末で差し替えたりして利用したい人は物理SIM(pSIM)を前もって申し込むことも出来ます。その代わりpSIMにするとeSIMしか対応していない携帯端末には使えなくなります。

内容としては楽天モバイルが法人向けに出している30GBプランが近いですね。月3,058円x12ヶ月=36,696円と内容的には3万円超えの優待内容と思って差し支えないでしょう。これが発表されて楽天Gの株価も急騰しました(ただし2023年12月に保有していた人が適用です。2024年12月の優待内容はまだ分かりません)。

注意点の部分も見てみましたが、「Rakuten Link」アプリを使えば国内通話が無料と楽天モバイルの強みの一つは体験できます。また利用期間経過後は自動的に解約となるので、こちらで解約手続きなどは必要ないようです。後はユニバーサルサービス料あたりは1回線あたり必要になるかも知れません。

しかしながらこの方式だと、勝手に解約される携帯回線をメインで使うには苦しいので、楽天モバイル的には自動的に解約だけど、便利に使っているのであれば楽天最強プランに移行して、今後も使って下さいというのを狙っているのかも知れませんね。もしくは優待内容を変更して今後は完全無料ではなくて割引優待などに変更してくるような手も考えているかも知れません。

とにかく楽天さんは嬉しいサービス提供もしてくれますが、改悪などの変化も速いです。私は楽天経済圏にはかなりお世話になっていますが、いつまでも同じ内容で利用していると、いつの間にか、それほどお得でないのに継続し続けているということもあるので、常に変化に敏感になって対応する必要があるというのが楽天のイメージです。

楽天グループの新優待の活用方法

個人的にこの新優待のオススメの活用方法は「完全サブ回線利用」です。法人プランでしっかり使いたいプランがここにあてはまりますので「外出先でのアプリ利用」「電話アポイント無料通話用」などとして利用したいですね。電話番号が一つ手に入ると思いますが、基本は捨て要因として使いたいところです。

私は現在、格安SIM系のIIJmioを継続して利用しています。過去に楽天モバイルが0円で回線が持てる状態だったときにはデゥアルSIMで運用していて楽天モバイルの通信はたまにしか使わないけど2回線使えて接続も強く、無料電話も可能という非常に便利な状態で、しかも安く携帯を保有することができていました。

携帯料金新プランは「IIJmio x 楽天モバイル」のデュアルSIM運用がオススメ!

0円回線維持保有が出来なくなってやめましたが、私がやるならこの優待の1年無料SIMを再び他のメイン回線とデゥアルSIMで運用するでしょう。IIJmioのデータ量を安いプランにして、楽天モバイルが使える間はデータ回線は30GBも使えることから楽天モバイルをデータ利用のメインにしても良いでしょう。またどちらかが回線状態が悪いときに切り替えて使うという便利な方法も出来ます。

なお、利用開始基準日は5月1日からとなっています。ちょうどGW周りになりますが、しっかりと携帯回線の準備をしておいて安く便利にスマホを使う日常を送りたいですね。