新年となるとこれから上場の噂の高まる企業への関心が高まります。金融系雑誌でも上場を期待したい特集など組まれますね。
本日はスシロー再上場の記事が日経新聞に出ていました。
回転ずし最大手のあきんどスシロー(大阪府吹田市)が、株式の再上場を東京証券取引所に申請したことが30日分かった。早ければ2017年3月の上場を目指す。09年に上場を廃止しており、株式市場への復帰は約8年ぶりとなる。時価総額は1000億円を超えるとの見方が多く、17年の新規株式公開の大型案件の一つとなりそうだ。
持ち株会社のスシローグローバルホールディングスが、12月に上場に向けて予備申請した。予備申請は本申請後の審査を簡素化できる制度で、本申請は年明けになる見込み。上場時期は早ければ3月ごろになりそう。株式相場の動向を見極めながら上場時期を最終決定することになりそうだ。
スシローは現在、英投資ファンドのペルミラ傘下。ペルミラは保有株式を市場に売り出して、投資を回収する。あきんどスシローは09年に投資ファンド、ユニゾン・キャピタルの傘下に入り非上場となった後、ペルミラが12年に買収していた。
かねてから上場観測がありましたが、いよいよ時期まで見えてきました。月別では2番目に上場数が多い3月IPOに入ってくるかもしれません。
スシローは2009年まで上場していたので、再上場案件です。再上場案件はIPOでは初値高騰はやや望みにくいですが、知名度のある飲食小売なだけに優待期待なども高まりそうです。
また、本日は堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)が新規株式公開(IPO)を検討というニュースも出ました。個人的には魔のIPO「JDI」を思い出しますし、連想する人は多いでしょう。しかもSDPと3文字名柄までそっくりです。
出てきて条件を見るまでわかりませんが、IPOならなんでも来い戦略では生きていけません。しっかりと事前情報やBBスタンス考察をして2017年も進んでいきたいと思います。
【IPO上場観測リスト】今後上場が予測される企業のリストと動向
なお、上場観測や噂も随時まとめていきたいと思います。2016年上場予定だったものがどうもずれ込んでいるものも多く、2017年の3月上場は特に増えるかもしれませんね。