本日は2銘柄の上場予定でいずれも初値がつきました。ある程度予想通りの最近の強弱感がより出ていて、弱いIPOがとことん弱くですね。
まずは、田中建設工業(1450)。
初値売りで約1.7万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
【1450】田中建設工業(公募価格2,400円)
初値:2,570円(公募比: +170円/+7.1%)
高値:2,770円
安値:2,399円
終値:2,399円
出来高:737,400株(公募売出総計:310,000株)
初値は数%増程度の2,570円と1枚あたり1.7万円と悲しいものとなっています。前場はジリジリと買われていますが、やはり弱いIPOはとことん弱くで引けにかけて下げて終わっています。引けでは公募割れ水準ですね。
12月IPOは微妙銘柄はこういった展開が続きそうで、今後も不安な銘柄は多いですね。明日のソフトバンクの上場で風向きが変わればいいのですが・・・。
こちらはピタリ賞がでませんでした。
読者予想平均は3,000円超えと、今のIPO相場の弱さを全く反映していない感じです。恐らく直前で予想したらもっと平均も変わっているでしょうが、それぐらい予想よりも弱い状況が続いていると確認できます。
次は、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)。
初値売りで約31.5万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
⇒テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)のIPO新規上場情報
【7046】テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(公募価格3,200円)
初値:6,350円(公募比: +3,150円/+98.4%)
高値:6,680円
安値:5,630円
終値:6,680円
出来高:1,545,800株(公募売出総計:536,000株)
初値は当方の直前予想6,000円をなんとか超えてくれましたね。人気や注目度が高い銘柄が沈んでしまうと、IPO全体が本当に沈んだ印象になってしまうので、直前予想より良い結果が少し出たことは評価します。
また初日の動きもIPOらしい乱高下で、引けが初値より高い位置になったことがとにかく評価したいポイントです。これならセカンダリープレイヤーの中で利益が出ている人がいるでしょう。出来高は3回転もしていないので、まだまだ感もありますが、急騰場面も見せたのでソフトバンクの上場が終わってから狙ってくる人もいるかも知れませんね。今日の引け前の急騰はそれの先回り買いでしょうかね?
なんでもいいので、こういった急騰が出来るんだよという意思表示がされたことはIPO相場にとってプラスだと思います。
こちらもピタリ賞がでませんでした。
ピタリ賞狙いで6,310円の予想も見られ、こちらはやや弱いIPO相場を加味しても予想以上のひどい結果にはならなかった印象です。やはり2極化では絶対的な注目度や人気が重要視されるかもしれません。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
以上、2銘柄の結果でした。いよいよ明日はソフトバンクの上場です。テクノスデータサイエンス・エンジニアリングの急騰だけが唯一ポジティブな印象で、それ以外は皆さん不安に思っているかもしれません。直前予想も後ほど更新しますが、ここまでネガティブな前夜になるとは・・・、という感じでしょうか?