正月休みを利用して、IPOの2020年の観測企業やその先に上場を予定している企業をチェックしました。上場観測企業リストでまとめていますので紹介します。
【IPO上場観測リスト】今後上場が予測される企業のリストと動向
2020年はオリンピックイヤーということもあり、オリンピックまでは盛り上がりを見せる分野の駆け込み上場も多いかも知れません。
その他、地合いが良いうちに上場したい企業はひしめき合っているため2019年と同じ程度の数が上場するのではないかと言われています。
2020年は大型IPOの上場観測がいくつかあります。その中には上場廃止して経営再建し再上場という銘柄も含まれていて私達としては注意深く動向をチェックしておきたいです。
2019年10月に再上場の申請を済ましており、やや確度が高くなっています。3月や6月あたりに出てきそうですね。再上場ですが、業績の回復具合はかなり良さそうです。
東芝メモリはキオクシアと名前を変えて早くも上場したい意欲満々です。公募組としてはかなり警戒すべきIPOになりそうです。
USJは上場廃止になってから、仕掛け人による様々な手法によって再浮上しています。はやく再上場して投資したいと考えている人も多そうで、再上場となれば一定の人気を集めそうです。ただ、ファンドの売出になるのでかなりお値段が高く感じられるのは覚悟しないといけないかも知れません。
その他、2019年には上場しそうと思われていた銘柄でまだ出てこなかった観測銘柄も多く、上場してきそうな企業はとても多いです。
【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示
思えば2019年は吸収金額1000億を超えるような大型IPOの上場はありませんでした。数百億レベルでも規模が大きいと感じられていたので、大型上場は市場の買い支えがあるのか疑問が残ります。総合してみると数もパフォーマンスも2018年より若干落ち着いたのが2019年です。
勢い的に見れば2020年は2019年よりもやや警戒感の強いIPO初値パフォーマンスになりやすいかも知れません。ただ、IPO人気は以前強く公募取得は困難続きになっていると思いますので、しっかりと複数口座を準備したりステージ制にのせるように対策を練るなどしておきたいところです。
SBI証券のIPOチャレンジポイントもインフレ気味ですが、どこかで利用タイミングを図りたいですね。
証券口座の数と質の両方を高めて、公募で取るという努力が求められるようになっていますね。またプライマリーが取れないことからセカンダリー取引も個人間で参加する人が増えているような気がします。
IPOのセカンダリーはハイリスク・ハイリターンですので、儲かるときはかなり儲かりますが、打撃も大きいので注意したいところです。どうもセカンダリー手法をいろいろと知っていると公開する人が増えているようで、逆にそういったものに引っかかって大損する人が増えるのではないか?と長年IPOを見ているものからすれば老婆心ながら心配しています。
私はサイト上には申し訳ないのですが、セカンダリー取引についてはあまり書かないようにしています。書いても外れますし、予想パターン通りに行かないことも多く、そういった中でエッジを積み重ねることが必要です。皆が皆同じ方法で売買したら、絶対に勝てないですからね。
2020年はゴロもいいし、オリンピックイヤーですのでちょっとバブル気味に伸びる可能性も秘めています。もちろんオリンピックが天井と後々言われる可能性もあり、いずれにしてもボラティリティーは高めになるかも知れません。
ネット証券の抽選配分では最近IPOに力を入れていて穴場口座と感じる松井証券か楽天証券のどちらからか2020年中に一つはIPOをゲットしたいと思っています。