4月のIPOが再び新規承認されました。正直、今の状況では喜べないのですが、仮条件発表ぐらいまでに少しでもIPO地合いが良くなっていること、また見通しが明るくなっていればと思います。
MarTech(マーテック)事業って?と思いましたが「Marketing Technology」を略した造語ですね。いわゆるアドテク系IPOと言えそうです。古く言えばSEOコンサル業でしょうか?
想定価格は2,590円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約83.4億円で、東証マザーズ市場の大型IPOです。
正直なところ伸びてきていたけど頭打ちとなっている事業で、ここ数年の業績にもそれが表れています。その業種がやや吸収規模大きめで出てくるとなると不安感ですね。2018年12月上場のポートの悪夢が蘇ります。
社名のSpeeeが示しているように言葉遊びが好きそうな会社でMarTechとかX-Tech事業とか、PAAM、UZOUといった言葉が目論見書を見ていても並んでいます。
ホームページを見る限りメディア系では不動産売却を豊富なデータで一括査定するビジネスですね。ただ、メインはアドテク系でビッグデータ解析や広告最適化が得意そうです。ただ、既上場銘柄も増えてきていますので、そろそろ新規性も薄れてきています。
野村證券主幹事銘柄でも規模が大きいので、それなりに当選可能性は高いでしょう。
通常ですと4月のゴールデンウィーク前のIPOというのは結構、状況が良いことが多いのですが、今年に関してはいつもと同じようには考えづらいです。数10年に一度の状態が正に来ていますので、通常モードとは異なった姿勢で望みたいですね。
私も流石にIPOをダラダラと申し込むだけでは無理な相場が来ているというのは自覚しています。ホームページはIPO情報が主流ですので、今後も流し続けたいですが、今までIPOを続けてきたことで現金ポジションに余裕がある方は、長期視点で見て異常な格安株を拾っていっても良いかも知れません。そう簡単に反発しないでしょうからゆっくりと行きましょう!
初値予想もお願い致します。