金曜日ということでようやく6月のIPOの新規承認が出てくれました。本日は久しぶりにリートIPOの新規承認も発表されましたね。一つずつチェックしていきたいと思います。
英語教育教材などからスタートした全研本社の上場です。全研は合併前の全国教育研究所から来てそうですね。今ではITなどを活用して複数の事業を手掛けています。
想定価格は1,290円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約48.6億円で、東証マザーズ上場の中型案件です。
セグメント別売上高を見ると、もうほぼIT企業の状況ですね。ただ元々の語学教育などの強みを活かしてインドの人材開発など、今後の成長事業にも注目が集まります。
設立は1978年と古めですが、ここに来てマザーズで上場を果たすようにいろいろと事業を拡大して進めている姿勢が評価されそうです。お硬い社名と良い具合に安心感も感じられるようになっていますね。
業績は若干の停滞感も感じられますが、新規成長事業などを次々と考えてきそうな企業風土にも感じますので、まずはインドビジネスがこのコロナ禍で拡大できるのか評価されるかも知れません。
IPOスペック的には売出株が多く吸収規模50億程度と、中規模ですので暴騰はしにくそうですが、第一印象では悪くない銘柄の登場と感じられます。6月中旬頃のIPOが想像よりも詰まってないので資金の動き的にも初値に響きそうな点がなさそうですが、6月の他のIPOが出揃ってからもう一度考えたいところです。
幹事証券に再び楽天証券の名前がありますね。本当に幹事証券入りが増えてIPO分野で楽天証券が頑張っているのが目に見えてわかります。
6月のIPOは例年多く今週はもっと出るかと思いましたが金曜日にようやくリート含めて3社でした。いずれもみずほ証券主幹事ですので、来週以降は他の証券会社主幹事銘柄が控えているかも知れません。
初値予想もお願い致します。