11月のIPOの新規承認登場です。9月に上場したGeolocation Technologyと同じく東京プロマーケットからの鞍替え上場になります。今後こういった鞍替え上場でステップアップするようなIPOが増えるのでしょうか?今回は福岡本店の企業ですね。
自動車のアフターパーツを売っている会社ですね。サイドバイザー・フロアマット・ナンバーフレームなど純正で省かれたりノーマルなら付け替えるという人の需要を取り込んでいます。ただ、事業規模的には上場会社レベルか?と言われると疑問符は付きます。
想定価格は910円。主幹事はエイチ・エス証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約1.04億円で、福証Qボード上場の小粒IPOです。
社名がフロンティアと何処にでもありそうな会社で混同しやすいですね。グーグルで検索しても「BTOパソコンメーカー」「薬局」「ITコンサル」「DTP会社」「文具メーカー」などなどが出てきて自動車パーツのフロンティアは1ページ目には出てきません。
目論見書を見てもかなりシンプルな説明で、あまり魅力的に感じるような謳い文句など出てきません。KPIとかすら見当たりませんね。
ホームページを見ても出てきますが「開拓者たれ」と書かれた達筆なスローガンはちょっとイケイケ系の会社なのかと思いましたが、ホームページの社長の写真的にはトヨタのディーラーらしい雰囲気のある方ですね。営業のやり方を心得てていそうです。
これといって言及するようなところが見当たらない銘柄ですが、ちょうど9月に同じような鞍替え上場があったばかりですので、同じように無事に初値プラスで向かえるかですね。今回は個人的にはちょっと業種が地味かなとは感じます。しかしながら11月1日上場で他のIPOと被らなければ、IPOディスカウント並みの買い需要が見込まれそうです。
エイチ・エス証券はこの路線で上場企業をサポートする方向に舵を切ってるのかもしれませんね。いろいろなタイプの企業の成長の仕方があった方が面白いとは思いますが、ちょっと自動車パーツと言われるとIPOの魅力の一つである新規性にはやや欠けます。
初値予想もお願い致します。