先週の12月IPO新規承認は今までにないほどのペースで進みました。

「月:3件」「火:3件」「水:5件」「木:7件」「金:8件」 と1週間で一気に26件のIPOが登場しています。それに伴って12月の4週目は近年では経験したことのない上場ラッシュが待ち構えることになります。

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【IPOカレンダー・一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

まだ新規承認が続く可能性がありますが、現時点で12月IPOは31件予定。12月の4週目は「3→4→6→5→7」と連日同時上場が続くことになります。

日ごとの吸収金額でみると「73億→220億→440億→530億→204億」のペースです。足し算すると1500億程度が1週間で市場に吸収される計算です。よくよく考えると超大型IPOがないので、過去の大型IPO(ソフトバンクなど)のことを考えれば金額面では十分こなせるかもしれません。

ただ数はここ数年でないレベルの過密上場ラッシュになります。

  • 総合的な金額の大きさではそれほどでもない
  • 数が多いので注目度の差が激しくなる(特に人気薄には資金が行きにくい)
  • ここ最近のIPO地合いがどの程度回復するか?

このあたりが気になる部分でしょうか?必ず、正当評価されてない銘柄が複数出てくると思いますので、その歪みがチャンスになると思います。

IPOのBBスタンスを書いているサイトとしては、微妙案件をパス評価するのは簡単ですが、出来る限り微妙なものでも参加したい銘柄を見つけるのが役目だと思っています。面白いことに第一印象では判断が重要になるB~Cレベル相当に評価できる中規模IPOが多い印象です。

「上場ラッシュでなければ初値は大丈夫そう」「地合いが悪くなければBBスタンス参加姿勢でトライしたい」といった銘柄が多いので、仮条件発表後のBBスタンスは頑張って考えたいところです。

IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載

現時点での12月の主幹事証券会社の実績を紹介すると

となっています。みずほや日興がこのところIPO多い気がしていますが、12月もその流れを引き継ぎそうです。今のうちに証券口座を作って準備しておき12月IPOに備えましょう。

幹事証券以外にも委託幹事などで請け負うところも増えている状況です。特にネオ証券系、スマホ証券系が委託幹事で増えていますが、スマートプラス(STREAM)がFinatextホールディングスが上場することでIPO申込受付をするようです。

Finatextホールディングス(4419)のIPO新規上場情報

スマートプラス『STREAM』開設プロモーション

新規口座開設で5,000円分の株も貰えますし、今のうちに準備しておきたいですね。フィナテキスト自体は今の所、微妙評価ですがフィンテック系で注目度は高いので、状況が良ければ上る可能性もあります。

LINE証券

野村證券主幹事案件ではLINE証券からの申し込みができます。こちらも口座開設で株が貰えますが、CM記念で増額中ですので、口座開設にはタイミングが良いですね。

SBI証券主幹事では地味ですが、とりあえず申込みたいSBIネオトレード証券。大和証券も今はCONNECTでIPO受付があります。CONNECTは大和証券が幹事証券でも申込受付していますね。

みずほ証券主幹事ならPayPay証券で参加できるよう準備するという記事も出ていましたが、今の所、申込みの話はないですね。件数多く、IPOは口座勧誘の良い話題なのにタイミング遅いですね。

PayPay証券

PayPay証券はPayPayボーナス運用が結構状況良いのでIPOで客付けしないでも口座が増えていそうです。

ブックビルが重なりそうなのが12月の2週目辺りからですね。評価は1週目の週末が非常に時間がかかる作業になりそうです。なるべく大型で勝負したい銘柄を見つけられればと思っています。