野村證券主幹事のマザーズらしい会社の新規承認が出ました。ギックスの社名は「GiXo」と表記「Garbage in X out」でゴミから何か生み出すというスタンスのようです。

ギックス(9219)のIPO新規上場情報

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サービスとしては「トチカチ(エリア解析)」「マイグル(スタンプラリー)」が代表的なものとして紹介されています。確かにビッグデータから何か新しいサービスを作ろうという意志のある会社ですね。ベンチャーらしい会社です。

想定価格は1,070円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで12.7億円で、東証マザーズ上場の小型IPOです。

設立2012年、社員も30名程度と少数精鋭の会社に見えます。それでいてビッグデータ解析から新しいサービスを作り出して成長させているのですから単純にビジネスとして凄いなぁと感じますね。最近はECF(株式投資型クラウドファンディング)でいろいろな事業の紹介を見ているので、こういう会社多いなと思ってみています。

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売上はしっかり伸びていて利益は停滞感ありますが、コロナ禍においては十分でしょう。

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「トチカチ」事業ではモバイルのデータを利用してビッグデータ解析してエリアの価値の情報を抽出しています。この内容はECFでもよく見ますのでベンチャー企業の中ではこぞって競走が起きている分野かもしれません。

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もう一つはスタンプラリー事業ですね。こちらも多くのベンチャー企業がサービスを提供していそうで激戦区の事業かもしれません。私の街の小売店でもスタンプラリーがアプリ化されていて、行動情報取られているんだろうなと感じます。

事業は面白いと思うものの他のベンチャー企業も同じようなサービスを既に提供していますし、今後はさらなる新規ビジネス創出なるかが成長の鍵でしょう。目論見書を見る限りあまりそういった面が見られないのが不安材料になりそうです。しかし野村證券主幹事でこの規模のIPOなら安定感のある結果は望めそうですね。

3月末のIPOもそれほど数が多くならないのと、微妙銘柄がたくさんあるので比較されてこちらに資金が流れてくるかもしれません。

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3月IPOでなんとかプラスにすることができるか?試されている気がしますね。状況が悪くてもなんとか立ち回れるように、そして我慢する時は無理して売買しないようにと意識しながら進みたいと思います。

ギックス(9219)のIPO新規上場情報

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