2022年4月の東証市場再編後の新規承認3件目です。グロース市場へは2件目の登場となりましたね。またまたパソナグループ系の上場となります。Salesforceなどクラウドシステム導入コンサルは人気業態ですが、もう上場会社でもお腹いっぱい状態かもしれません。
もともとsalesforceの導入コンサルとして活躍していましたが、最近では自社ツールにも力を入れています。DX支援企業として扱われそうです。
想定価格は710円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで6.12億円で、東証グロース上場の小型IPOです。
大株主がパソナの企業ですが（社名変更前は「パソナテキーラ」）、売出なしの公募100％IPOとなりました。パソナ臭はかなり消しているようですが、事業のリスクにはしっかり載っていますね。
業績を見ると売上高が急成長しているわけでもなく、利益も不安定な状況です。業態ほど期待できなさそうなのは残念かもしれません。DX化支援も上場会社も増えて、さらに多くのベンチャー企業がしのぎを削っている状態でしょうから、技術面での特徴が欲しいところでしょう。
特徴面を見ても抽象的なことしか書いておらず、ちょっと不安かもしれません。人海戦術とか実行力には優れているかもしれませんね。
単純にIPOスペックだけ眺めてみるとグロース・小型・情報通信系のIPOですので初値に対しては好調な結果になりやすいです。さらに売出なしですので公募株に希少性もあると見られそうですね。
後は4月の新年度の頃には、株式市場や世界の情勢も良くなっていることを願いたいところですが、こればかりは予測がつかないところです。
4月IPOの新規承認も順調に出てきています。4月IPOはもともと結果が良くなる時期です。5月にGWを控えるためIPO小休止となる前の頑張りがみたいですね。
毎年の月別の「数とパフォーマンス」を知っておくと戦略も立てやすいですね。
初値予想もお願い致します。