2022年4月には名証も市場再編となります。その中で再編後ネクスト市場への初上場になりますね。初物のセリの心理で初値は高くなるでしょうか?事業としては足場のレンタル業で、ちょっと地味なサービス業にはなります。
足場の資材レンタルや販売を行っています。設立2013年となっていますが、前進は上田建機で1977年創業ですね。ASNOVAは「明日の場」が由来となっています。
想定価格は1,530円。主幹事は東海東京証券です。
吸収金額が想定価格ベースで3.9億円で、名証ネクスト上場の小型IPOです。
まずは名証の市場再編後の第一号案件になりそうということで少し名証市場再編を見ておきましょう。
東証と同じく2022年4月4日に市場区分が再編されて3つになります。「プレミア、メイン、ネクスト」と別れていて、東証と比較して対応をみると
- プライム→プレミア
- スタンダード→メイン
- グロース→ネクスト
と対比できるでしょうか?
名証単独上場で今後IPOが出てくる場合は名証ネクスト市場がメインとなりそうですね。名証など地方市場の意義を考えると、東証と同じように区分してもどうなんだろう?というのはありますね。どちらにも上場という銘柄もありますが、同じだったら東証だけで良いという企業も増えそうです。
さてASNOVAに戻りますが、事業は至ってシンプルで建設業の機材レンタル屋さんですね。足場などは再活用は重機などのレンタル業とかと似た感じでしょうか?自社で持つより必要な時だけ借りたいものになります。
あまりこれと言って特徴的な部分はないかもしれません。ぐるぐる回す事業ですので上場して資金を増やして伸ばすというのは分かりやすい手ですね。
業績も横ばいで建設現場の需要に左右されるところでしょう。需要が大きければ伸びますし、需要が下がれば無駄にストックを増やしているだけということで、景況感に左右されるビジネスと感じます。
IPO的にはこういった地味系案件は人気は薄いかと思いますが、名証市場再編後初という部分で注目されるかどうかですね。幸い4月上場というのは結構成績がいいですし、地合いも悪いところから好転するかしないか?ぐらいの視点で見れそうです。
各所の情報を見つつ地合い次第でBBスタンスを考えるということになりそうです。5月はIPOが少ないので4月IPOでなんとか良い案件見つけたいという心理が働きますね。
初値予想もお願い致します。