慶應義塾大学発のベンチャー企業の上場です。「目」に関する研究開発を行っています。特徴としては後で業績グラフも載せますが、豊富なパイプラインと前持った企業との連携で、研究段階でもうまく経営できているところでしょうか?
近視、ドライアイなど目に関するトラブルの医薬品、医療機器の研究開発です。私も視力は良いのですが、その分疲れやすい・ドライアイなど悩みはあります。市場のキャパシティは大きい分野でしょう。
想定価格は450円。主幹事はSMBC日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで19.8億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
目論見書が非常に見やすく「強み」がよくわかります。
まず一つ目が研究開発事業なのに黒字体質という点です。研究段階から複数の契約を取ってしまうことで、この手の企業には珍しく黒字状況です。
業績グラフを見てしまったほうが分かりやすいですね。売上高、利益もベンチャー企業にしては珍しく黒字で高成長です。これはIPOで投資しようと思っている側にも安心感に繋がりそうですね。
主な目のトラブルの研究開発領域は3つありそうです。
近視・・・最近特に子どもたちのスマホ・タブレット使用で問題になっている部分。
バイオレットライトが近視予防に役立つのではないか?と論文発表とそれを活かすための医療機器がすでに作られています。またバイオレットライトには、さらなる良い効果がある可能性があるため深層研究にも取り組んでいそうですね。
ドライアイ・・・パソコン世代で悩む人が増えていますね。
私もドライアイで悩んだ時期があり、近くの眼科に行った時に「大したことねーよ、目薬でも差しとけ!」と軽くあしらわれて以来、眼科医には不信感しかありません。行った眼科は老人で溢れていて悩んでいる人は多いのに医師は結局出来ることが少ない世の中と感じました。
JINSのメガネや目薬系、さらに目のエアコンというのも開発しているようですね。
老眼・・・みんないずれ訪れる。
こちらは仕組みは分かっていて、老化現象として諦めるのか?老化を止めることで進行を遅らせたり出来るのか?あたりがテーマでしょうか?
まぁ、色々やってそうですが、メインは「バイオレットライトの活用」、スマホ・タブレット世代の近視を守るというのが最大テーマかも知れません。昔JINSでPCメガネが出てきて大流行しました。似たような形で、ヒット商品の開発まで繋げて欲しいところです。
SMBC日興証券主幹事案件です。個人的にはSMBC日興証券主幹事でこの手の面白みの特徴があるタイプは当たりな方かと思っていますが、投資家勢にどう判断されるかは興味があります。
上場時に参加してたと言いたくなるような銘柄ではあると思っています。
初値予想もお願い致します。