12月IPOの新規承認が続きます。12月のIPO予定が埋まることで、今年はクリスマス上場やイブ上場がないことを知りました。IPOサンタは今年はいませんね。有馬記念で稼ぎましょう。
卸売業セクターで、北陸地方で携帯の代理店販売と最近はセキュリティ機器の導入事業を行っているようです。他社の商品を導入する卸売業なので注意が必要ですね。
想定価格は1,690円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで13.7億円で、東証スタンダード上場の中型IPOです。
公募なしの売出IPOになります。既存株主が資金管理会社含めて5名ですので完全に換金上場ですね。上場時参加組としては売出し価格の割安感だけが気になるところかもしれません。
ホームページとか事業内容をみるとIoT系で凄そうと思うのですが、作っているのは別会社でこちらは卸売り(代理店)です。
もともとはソフトバンクの代理店販売で北陸地方などで活躍、その事業の安定性からセキュリティ事業に足を進めています。最近は店舗前の認証カメラとかがコロナ禍で増えたこともあり、好調な推移かもしれません。
目論見書にその旨が書かれていて、今後モバイル事業は安定かも知れませんが成長はしないでしょう。セキュリティ事業の方が、店舗のIoT化がまだまだ進みそうなので引き合いは多そうです。
新しい導入実績をみると「配膳ロボット」なども進めているようですね。会社としては卸売業としての役目をしっかり果たしている気がします。
業績を見ると完全な横ばい傾向で、景況感や時流に左右されそうな雰囲気です。成長期待はしづらいというか予測しづらい卸売りセクターになります。現時点での評価で出来る限り割安感があればいのですが、どうも予想PERでみると割安感は感じづらい設定ですね。
上場ラッシュ後半に入って、売出オンリーの地味系IPOとなると第一印象では初値は怪しいですね。割安感がもう少しあればよかったのですが、それもパッと見では感じられません。
初値予想もお願い致します。