恐らく数多くの新規承認が出るであろうと思っていた金曜日に5社飛び出しました。
週末もありますのでじっくり一銘柄ずつ、顔ぶれを見ていきたいと思います。
まずは話題になりそうな「W TOKYO(9159)」から。
TOKYO GIRLS COLLECTION(TGC)をメインとしたブランドプロデュースです。東京でファッションショーとかしているみたいですが、さっぱり興味ないので私は良く分かりません・・・。
想定価格は2,870円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで14.4億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
メイン事業は東京を中心に地域などでも開催しているガールズファッションショー、そこでアパレルの宣伝だったりインフルエンサーとして活躍する人材を発掘したりしているようです。基本は芸能事務所に近いでしょうか?
目論見書の表紙には上記系統図ぐらいしか、具体的な動きは書かれていませんでした。それぐらい実態は良くわからん雰囲気でイベントプロデュースしているような気もしますが、芸能系はそんな感じで物事が動いていることが多いと思うので良いのかも知れません。
鳴り物入りでスタートしたもののコロナ禍もありましたし紆余曲折あったと思います。それでも上場承認まで持ってくるからには期待度が高いのでしょう。後ほど紹介しますが、既存株主の面々も中々です。
業績グラフを紹介しますが、目論見書にも載せているのが第6期からのものです。ちょうど5~6期あたりがコロナ禍で急激に落ち込んでいるのですが、その前から見るとそれほど売上高が増えているわけではないです。とりあえず過去の状態まで回復しているので、上場してさらに伸びるのかどうかは注意が必要でしょう。グラフの伸びは成長というよりは回復したというイメージです。
W TOKYOで最も気になるのは既存株主の面々の方かも知れません。株主10位以内には片山 晃さんの名前がありますね。さらに見城徹、秋元康、藤野英人などなど、KSK Groupは(Keisuke Honda)ですね。これらの出資メンツをみると著名人・有名人銘柄として扱われそうです。IPOでは注目度勝負なところがありますので、結構重要な要素となっています。今までも著名人系IPOは初値高騰しやすい状況です。
新承認時点では6月29日は運良く単独上場状態です。事業内容的にも注目度や勢いが大切になりそうですので、上場ラッシュで買い疲れも来てそうな時期に、どれだけ機運が保たれているかが勝負になりそうですね。
初値予想もお願い致します。