明日は2社同時上場予定となります。直近2社のIPOは公募割れで状況が悪そうに見えますが、もともと微妙銘柄として見られていた銘柄でした。明日上場の2銘柄は最注目レベルのA級評価含め、楽観的な見方が強いIPOです。直近の雰囲気をどの程度受けるのか?程度でしょう。
明日上場の直前予想です。
まずは、エコナビスタ(5585)から。
・気配更新
上限値段:2,990円 気配更新:更新値幅65円、更新時間10分
下限値段:975円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :325円~5,200円
それでは初値予想です(公募価格:1,300円)
3,900円(公募比: +2,600円/+200.0%)
読者予想平均値:4,484円 | 中央値:4,320円 | 補正値:4,630円
主幹事の引受価格:1,196円。
直前予想はBB前の4,000円超えからは引き下げて3,900円としました。引き下げた理由としてはIPO地合いの悪化に加えて、そこそこ吸収金額がある銘柄ということで高騰に不安があるという点ですが、そういうのが関係なさそうな買いの状況になれば逆に5,000円手前の初値も十分あるとは見ています。それぐらい7月IPOの中では全方面で注目したいと思っている銘柄です。
エコナビスタはフィスコさんの最終予想でなんと上限値段超えの3,500円と予想してきました。少し前も今までとは違った「担当者変わったのではないか?」レベルの従来の状況からは出てこない予想がありましたが、本当に担当者変わったのかも知れませんね。なお、前回フィスコさんはプロディライトでいきなり上限値段超えの予想を出して、見事にそこまで行かず外しています。以前からイマイチ当たらない予想だったのが、忖度を外して更に度を越している気もしています。
いずれにしても初日には値がつかないであろうというのがコンセンサスです。2日目持ち越しになっても翌日には上場銘柄がありませんので事実上の単独上場と似たような形になるのは初値吊り上げに貢献しそうですね。公募当選者の方は楽しみな銘柄でしょう。
次にテクニスコ(2962)。
・気配更新
上限値段:1,288円 気配更新:更新値幅28円、更新時間10分
下限値段:420円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :140円~2,240円
それでは初値予想です(公募価格:560円)
880円(公募比: +320円/+57.1%)
読者予想平均値:924円 | 中央値:850円 | 補正値:897円
主幹事の引受価格:515.20円。
こちらは最終予想は1.5倍超えあたりということで880円としました。結局エコナビスタは明日には寄らなそうということで明日主戦場はこちらになります。注目度が若干アップして初値に貢献するかですね。幹事団が野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券のみということで、殆ど公募株が出回ってないように見えるので売りは少ないでしょう。逆に買いも少なそうですが、その状況でどこまで行くかが焦点です。
本来であればフラーが上場していて翌日持ち越しになっていたら影響を受けていた銘柄だっと思うので、今回はここはセカンダリーでもターゲットにされる可能性もあります。売買の動向は良く見ておきたいところです。
ここ2戦IPOは連続で公募割れと悪い印象がついているので、早く初値プラススタート銘柄で少し雰囲気を変えて欲しいところです。ただ、この銘柄はあまり個人で当選的中しているのを見てないのですが、どこに配られているのでしょうかね?
以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。
7月の後半IPOは連続公募割れからスタートしました。これでIPO地合い最高潮の雰囲気は一気に消えていますが、風向きの変化が速いIPOですので乗り遅れないように付いていきましょう。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
各銘柄のセカンダリー戦略も随時更新しますのでnoteの方をチェックしてみて下さい。
セカンダリー戦略も人それぞれと思いますが、1つの考え方として損のない内容が書けているとは思います。需要があるのかも考えつつとりあえずは続けていきたいと思います。