名証メイン市場に新規承認が出てきました。名証メイン市場へは今年4月の日本システムバンク以来です。ちょうど合間になりやすい月の中旬に上場を目指していることが多いかも知れません。半年ぶりですね。

成友興業(9170)のIPO新規上場情報

東京あきる野市に本店を持つ企業で東京中心に事業を活動しているようですが、名証メイン上場というのは珍しいですね。環境系の会社は中京地方に多いイメージで、名証市場が強いのかも知れません。

想定価格は2,430円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで3.63億円で、名証メイン上場の通常サイズのIPOです。

環境系企業になります。リサイクルを強みとして都市開発に再生品・再利用品を有効活用することを目的として複数の事業を組み合わせていますね。セクターはサービス業ですが、事業内容に建設業が入っていたりします。

Think Aheadが合言葉、ホームページの社員の姿が如何にも「成友興業」って感じです。

事業一覧では「環境事業」「環境エンジニアリング事業」「建設事業」「セキュリティ事業」と別れていてセキュリティ事業などは工事現場の警備ですので、工事する時に他社に頼まないで自前で警備もするのは、人材利用もエコな感じがしますね。社会を支える企業として立派な会社と言えるのではないでしょうか?

将来的に技術として活用したい一つが「再生骨材」のようで、大型施設の解体時に生じるコンクリート瓦礫を再利用して建築用骨材にするようです。高度成長時代の建物が老朽化を迎え、建て替えなど急務な施設が多い中、如何に再利用するかは重要なテーマでしょう。こういった企業の腕の見せ所です。

業績です。この手の企業らしい横ばい傾向ですね。初値視点では名証メイン上場で老舗地味系と見られてやや苦戦するでしょうか?価格設定次第ですが長い目で見れば参戦しやすいIPOになるかも知れません。

SBI証券主幹事案件です。枚数が多くないIPOになりますので、申込数が少なくても当たりにくいIPOと言えるかも知れません。こういうIPOにチャレンジポイントとか使ったらいい感じで結果出せるのかは気になるところですね。

低めのボーダーラインの争いにはなるでしょう。

成友興業(9170)のIPO新規上場情報

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