バイオ案件が主幹事SBI証券で登場です。もう少し目の冴えるような注目銘柄の登場が待ち遠しいですが10月も断続的にIPOがあるのは楽しみですね。
慶応義塾大学発バイオベンチャー。再生しないと言われる神経細胞に再生の可能性を見出しています。発見した神経幹細胞の遺伝子に「musashi」と名付けているようです。和名を付けているのがオシャレですね。
想定価格は1,040円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで20.0億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
神経細胞の復活を目指すことで「ALS」「脊髄損傷」「脳梗塞」といった病気で傷ついた神経細胞を復活させることを目的としています。
具体的な事業領域としては「iPS」細胞を用いて創薬であったり再生医療として細胞移植などを行って治療するようです。
すでに臨床実験が進んでいるものもあり2021年12月に1例目の実施、順調なモニタリングを見せているようです。今後、2例目など進んでいくようで期待はできそうですね。
業績は今期に関してはマイルストン収入があり10億円を一気に手に入れています。研究成果がしっかりと出て黒字になって上場するというのは望ましい形と言えるでしょう。上場時の期待もこれによって高まると思いますので初値にはプラス要素ですね。また売出0の全数公募。公募株には価値がありそうな印象ですね。
一方で売出をしていないことで豊富に持っているベンチャーキャピタルからの売りが怖く、ロックアップが解除される1.5倍はかなり警戒されることになりそうです。
毎月のようにSBI証券からIPOが出てきています。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
主幹事実績レースでも大手店頭証券と同じぐらい今年は主幹事を受け持っており、結果はどうであれIPOファンを楽しませてくれるSBI証券は貴重な存在です。10月から手数料無料化も実施、いよいよネット証券1強時代が更に強まりそうです。
初値予想もお願い致します。