たまには閑話休題記事として株主懇談会に参加したレポートを紹介します。モスフードサービスでは4年ぶりに開催されたという株主懇談会(オフライン開催)に当選して出席しましたので報告です。非公式情報ではありますが、だいたい抽選で5~6倍程度の応募があるようです。
お土産はハンカチとスープセットでした。お土産的な感じで最適ですが、個人的にはギフトカード(チャージ済みのモスカード)みたいなの期待してました(笑)。
さて、株主懇談会ですが説明会と懇談会の二部構成でした。
一部の説明会では株主総会とは違う形でのMOSに関する思いなどメッセージ系、これからどうしていきたいなどが語られました。
印象に残ったのは「MOSは日本人が創業」。1970年代と比較的新しい、小さな小店でスタート。
M・・・Mountain「山のように気高く堂々と」
O・・・Ocean「海のように深く広い心で」
S・・・Sun「太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って」
と英単語の頭文字を取っているというちょっとしたトリビアを習得(笑)
また創業者の経営理念をしっかりと守って運営していくということから、激しい外食産業の中にありながら他社とは少し違うスタイルで経営しているような気がしました。
その後の「質疑応答」では、やはり出席しているのは「株主」ということで株主総会さながらの業績に関する質問、海外展開に関する質問、株主優待に関する質問などが飛び交いました。特に株主優待は最近、マクドナルドが長期適用を発表しているので、モスフードも長期優遇系が出てくるのか?関心が高まっているようです。
せっかく出てきたのでマクドナルドと10年チャートを横並びにしてみました。これだけみると別にモスフードも株価で負けていませんね。マクドナルドを比較対象にするのは少し可哀想かな?と個人的には思っています。
第二部は立食式の懇談会です。
ホテルのケータリングサービスのサンドイッチの他、ミスドのドーナツが豊富に用意されていました。後はMOSで開発したデザートも紹介として用意されていました。和気あいあいと会話が進んでいましたが、この懇談会に来る人は基本はモスのファンでしょう。
モスが好きなんだけど、行こうと思っても見つからない。決済システムが他社に負けているから不便といった声も聞かれていたようです。いずれもやはりマクドナルドやケンタッキーといった世界企業と比較されているので、日本発で頑張っているバーガーチェーンとしては苦しいところでしょう。個人的にはモスは頑張っていると思ってます。むしろさらにポテンシャルはあるかなのイメージですが、あまり広げすぎると経営理念にある質の維持が難しいのかも知れません。
1部の説明会でも質問者が言っていましたが、私もモスではライスバーガーが結構好きで、特につくねライスバーガーが好きでした。最近はライスバーガーがあんまり売れてないのかメニューでは不遇の位置にある気がしますが、定番メニューとしてもう少し復権して欲しいですね。
4年ぶりに開催されたという株主懇談会。たまにはこういう会に出席するのも楽しいものです。後は関連企業として「ダスキン」の株主総会での「おつとめ」と体験したいのがありますね。他にも工場見学など、株主向けに懇親サービスを用意している上場企業はたくさんあります。たまにはこういう機会に参加してピリピリした相場だけに向き合う状態から開放されたいですね。