9月のIPO新規承認がお盆休みシーズンに登場です。SBI証券主幹事ですね。9月は何銘柄がIPOするかまだ分かりませんが、現状数が少ない2026年ですので、貴重なIPO銘柄となるかも知れません。

KOMPEITO(618A)のIPO新規上場情報

オフィスグリコみたいなものの食事版「OFFICEDEYASAI(オフィスでやさい)」で急成長している会社です。名前が金平糖と可愛いですね。ホームページを見ても会社の雰囲気が良くて羨ましいです。

想定価格は1,560円。主幹事はSBI証券す。
吸収金額が想定価格ベースで75.1億円で、東証グロース上場の中型IPOです。

目論見書を見ていきましょう。

まずは沿革(ストーリー)がパンフレットのような感じで見やすく紹介されています。もともとは廃棄ロスを防ぎたいと流通業を始めましたが、その流れで自宅ではなくオフィスでそのまま食べられる事業を行っています。個人的にも都会のオフィスだと昼ごはんに、弁当取りに行くタイプか、混んでいる定食屋に並んで流し込むタイプしかなかった、そして自分で買うのはコンビニだったので、ニーズスポットがあるとは感じていました。それでも事業として展開するのは難しいところだと思いますが、うまくクリアして上場まで来ましたね。

成長を続けることで全国規模に拡大しています。ひと目でわかる概要は分かりやすいですね。売上はほぼ「オフィスでやさい事業」です。こういうタイプは事業が一本足となるので、鍵となる事業の今後の成長性であったり競合などの影響は気になりますね。

メイン事業の「オフィスでやさい」の紹介です。オフィスに冷蔵庫、冷凍庫を設置、自社便などで定期的に補充して、いつでも手軽に鮮度の高い食事を目指しています。「やさい」と名が付いているように生鮮食品がしっかりと得られるというのが特徴でしょうか?生物の足の速さをを考えると、こういった事業は本来はかなり難しいと思うのですが、うまく流通網が出来ているんでしょうね。ただ、コストはかかりそうな印象です。

69ヶ月(約5年半)分の成長の状況です。契約者数、サブスクの売上共に拡大を続けています。まだまだスケール余地自体はあるとは思いますが、どこかで頭打ちも必ず来る事業です。頭打ちになれば、今度はコストカットであったり価格競争でサービス向上を目指すというのも目標になってきそうです。面白いのが、この後に市場環境で書かれていますが、「従業員への食事の現物支給の非課税枠」が2026年4月以降に2.1倍引き上げとなります。こういう内容は非常に後押しとなりそうです。会社としても導入しやすくなっています。

なお、成長戦略は単純に3項目「もっと成長」「M&Aも?」「海外展開」でした。未来についてはちょっと分からない部分も含んでいそうです。

業績です。売上高は先のグラフの成長にもあるように伸び続けていて、いよいよ黒字化して今後、成長フェーズというところでの出口上場になります。業績に文句はないですが、既存株主を見ても分かるようにベンチャーキャピタルからの出資が多く、今回の上場は公募5万株、残りは売出しという、確実なイグジット上場となります。

ここ最近のIPOではイグジット臭の強い銘柄は確実に総スカン状態です。非常に買いが入りにくい市場環境ですので、このタイプの事業も成長性期待がそれほど判断できないとなると、敢えてIPOプライマリー・セカンダリーで買おうというプレイヤーは少なそうです。第一印象的にはスペック上は厳しいので、仮条件発表などで、引き合いであったり買い需要観測をイメージできるかが初値には鍵になりそうですね。

SBI証券主幹事なのでIPO当選を含めて期待度はあるので、この銘柄が上場してどのような動きになるのかはよく考えておきたいです。イグジットだから速攻でパスするのか?それならそれで別の戦い方も考えるのか?ご自身の自信を持った評価が行動の分かれ道になりそうです。個人的には新規承認発表時のタイミングではややネガティブ目線で見ています。

KOMPEITO(618A)のIPO新規上場情報

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