2017年の黎明期から全案件のデータをまとめてチェックしている株式投資型クラウドファンディングの状況を再確認したいと思います。2022年は引き続き盛り上がって欲しいところですが、そろそろ5年経ってイグジットなどの状況も気になりますね。
イグジット案件がたくさん出て、初期の頃に投資しておいてよかった!という状況が増えることでエンジェル投資の好循環が生まれそうです。
【ECF結果一覧】成立結果、状況、その後の出口チェックに(分析版)
2022年に生まれたイグジットの一つの形として「FUNDINNO MARKET」があります。
現時点で7銘柄が参加。株主コミュニティを活用しており、未上場株の流動化を狙っています。出口チェックにはファンディーノマーケット上場も加えました。
FUNDINNO(ファンディーノ)は株式投資型クラウドファンディングのパイオニアとして、こういった「エンジェル投資の民主化」に関わることは積極的に行動を起こしていて、今後も期待できます。
案件数の状況を見ても明らかにFUNDINNO(ファンディーノ)一強体制となっており、気になる案件もFUNDINNO(ファンディーノ)が一番の良い印象です。しっかりと成立させる実力もありますので、企業側もまずはFUNDINNO(ファンディーノ)で募集をかけたいと思っていそうな状況かもしれません。
個人的にはプラットフォーム業は競い合ってくれる方が、私達、個人投資家にとってはメリットが高いと思っていますので、他社さんにも頑張って欲しいところ。
最近、実直に運営してきて対抗馬として伸びているのがイークラウドでしょう。
何と言っても、今まで出してきた案件は成立が100%で、案件数は少ないものの案件を大切にしているのが感じ取れます。私達としてもイークラウドから出てくれると案件を大切にしてくれそうで出資しやすい部分があるのではないでしょうか?
一方、もともと投資家に優しい印象(株主優待などを必ず付けるなど)だったUnicorn(ユニコーン)さんにも反逆で頑張って欲しいですね。こちらは今まで通りの投資家側優遇を貫いて欲しいところですが、それが仇となって案件が逃げるリスクもありそうですね。
イークラウドはFUNDINNO(ファンディーノ)ほど成果アピールしていませんが、私の投資している案件の状況を見る限り、かなり進捗がよく満足度が高いです。これが現在でも出す案件を100%成立で維持できている秘訣かと思います。
守秘義務などあると思うので、公にアピールできない部分もあるかと思いますが、アピールできる状態になったらもっとイークラウドさんの成果も出してもいいのになと感じています。
現時点でのイグジット具合は
- FUNDINNO MARKETに7件上場
- 東証プロマーケットに上場が1件
- M&A1件
- 相対取引でのイグジット数件
といった状況です。先行していたFUNDINNO(ファンディーノ)でのイグジット案件が豊富ですが、そろそろ他社からも良い知らせが届く時期になりそうなのが2022年かもしれません。
株式投資型クラウドファンディングの活性化にはやはりイグジット実績が欠かせません。
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私達としては好循環が生まれる前の状況で、少しでも手を付けておくのが先行者利益の恩恵に預かれるような気がしています。