3月上場IPOで悲惨だったフィットが更に悲惨な状況に

2016年3月のIPOで一番予想外で厳しい結果だったのがSBI証券主幹事だったフィットです。

フィット(1436)のIPO新規上場情報

当方は目論見書や出てくる業績予測、書いている事業内容から評価するのでB評価あたりにしていたら蓋を開けてみれば、大幅公募割れでした。

しかも、その後見直し買いなどされることもなく株価は安値で放置されていました。色々なIPOを見ている中で、ここまで下がるのはおかしいと思っていました。

そして、5月11日に上場後最初の決算を控えていましたが、決算延期となっています。

しかも監査法人から、第三者機関を設置しろなどかなりきな臭い内容です。

さらに株価を下げてFOI以来の酷いIPO銘柄になりそうな予感がしています。IPOはいわゆる抽選などで初値売りだけなら低リスクと呼べるのかもしれませんが、私自身はIPOは低リスクだとは思っていません。

最近、低リスクで稼げる投資としてIPOが紹介されていることがありますが、私はIPO自体は新興銘柄なのでリスクの高い投資対象だと思っています。それを取引次第によってリスクを抑えているだけです。セカンダリーなどに参加すれば鬼のようにハイリスク・ハイリターン投資ですね。

特にフィットはSBI証券主幹事でポイント投入で公募ゲットした人も多く、公募割れしたことで塩漬けになっている人も多いかもしれません。

個人的にはIPOの塩漬けは極めて危険で、上場初値以降も持ち続ける場合は、一旦処分して買い直すなどを徹底しています。手数料分が損と思われるかもしれませんが、気持ちの切り替え（別投資という考え）も意外と重要だったりします。

実は私は1200円台で打診買いを入れていました。ということで失敗ですがこういうこともあると反省します。後はヒロセ通商【LION FX】さんの優待発表爆上げを待っています（笑）

ちなみに中長期的に安定して勝負したいなら、実は東証2部銘柄なんかが買いやすいです。ジャパンミートは良い例ですね。一部昇格狙いで買っておくのも良いと思います。初値で買っていれば、すでに株価はいい意味で上がっています。