4月は今年は15件という例年よりも多いIPOの予定でしたが、本日付で13件が上場中止、唯一既に上場した松屋アールアンドディは公募割れという結果となっています。

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【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

松屋アールアンドディは盛り返して公募価格は超えています。4月末の残りの予定はさくらさくプラスの上場があるかどうかになりました。

さくらさくプラス(7097)のIPO新規上場情報

なお、さくらさくプラスの割当数2番手の幹事だった大和証券は幹事証券を降りています。これが、今のIPOの厳しさを示しているような気もします。この状況ですと公開価格決定時に上場中止やむなしまでありえるかも知れません。

直近IPOに関しては初値から現在値にかけて下がっていたものの盛り返している銘柄も見られます。新型コロナウィルスによる影響は日本での感染者数など含め、日に日に悪い状況ですが、緊急事態宣言が出ていよいよ最悪期の終盤という雰囲気も株価には出ているかも知れません。

IPOに関して言うともともと5月はGWもあることから閑散期ですが、次の上場数が多い時期は6月になります。この6月に向けて3月までのIPOの株価が多少なりとも回復するような動きが見られないと、不安なまま再び新規上場承認を迎えることになりそうです。

なにはともあれ4月の上場は後1銘柄の予定しか残っていません。主幹事はSMBC日興証券です。

SMBC日興証券の意地が見られるかが焦点になりそうです。ちなみにSMBC日興証券の一つ前の主幹事IPOはNexToneは公募割れでしたが、その後、大幅に株価を上げています。これはさくらさくプラスに向けたアピールにもなるでしょうか?