4月のIPOは上場中止ラッシュの中、唯一さくらさくプラス(7097)が予定通り進んでいます。

さくらさくプラス(7097)のIPO新規上場情報

仮条件を大幅に引き下げて、公募売出枚数も予定より削減していて、さらに他のIPOがなくなったことから注目度が上がるなど、逆風のIPOでも一発あるか?とブックビルを迷っている人は多そうです。

主幹事はSMBC日興証券ですのでダイレクトコースの申込みでは申込み番号を見ながら需要の多さを計っている人も多いかも知れません。

※なお、4月13日(月)の15時頃の申込み番号は3600番あたりでした。需要申告期間は4月9日から15日までです。月曜日でこの番号というのは、やはりIPOの申込数はかなり減っていると感じます。

結果的にIPOの当選し易さは上がっていそうですが、初値が妙味があるのか難しいところです。そこで指標の一つとなるのが直近IPOの現在の状態でしょう。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

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実は直近IPOは散々な結果からやや戻してきています。すでに現在値で初値より大幅に高かったり、公募割れしていたものが倍化している銘柄が出てきています。

この材料は唯一の4月末のIPOとなるさくらさくプラスには後押しとなりそうです。

さくらさくプラス(7097)のIPO新規上場情報

上場日は4月24日の金曜日でゴールデンウィーク前です。さらに緊急事態宣言が初めて出てから2週間程度あった時点ですので、世の中の自粛効果が数字的にも表れてきていて、先行きを感じやすい時期ではあります。

そういった点を踏まえて、明日明後日までに「ギャンブル的に申し込むか?」考える必要があるでしょう。もちろんIPOにそういったものを求めていない人は、今の地合いでは考えることなくパスという人もたくさんいると思います。

認可保育所の事業は、いわゆるウィルスなどに対して影響を受けやすいビジネスですが、社会的に必要性の高い事業で、休業しても政府からの支援は受けられることが上場中止にならなかったと考えられます。

色々考えると訳が分からなくなりそうですが、上場するなら初値プラスでスタートして欲しいなとIPOファンからは感じますね。