2023年も始まりまして、今年は1月に年始一発目のIPOがあります。主幹事は東洋証券、他のIPOとかぶらないところに隙間上場することが多いですね。

当方は2003年以降のIPOデータをもとに年初IPOの状況が確認できます。普段は公開していませんが、この時期だけURLを紹介します。

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IPO年始アノマリーの上昇率、損益、その後の値動きなどチェック

こちらはリートIPOを含む結果です。だいたい新年一発目は2月が多く、隙間の時期になるのでリートのIPOが入ってくることも多いです。それでみると過去の勝率は8割程度、全体のIPOを通してみれば少し勝率が上がる程度ですね。

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IPO年始アノマリーの上昇率、損益、その後の値動きなどチェック(リート除く)

リートを除いた結果も用意しています。今年は1月上場でリートではないのでこちらのリストのほうが参考になるでしょう。結果は約9割という勝率を誇っており強さが際立っています。過去20年間で同値や公募割れが1回づつ、昨年は異様に悪くなったIPO地合いの後でしたので駄目な時の状況というのはイメージしやすく、今年は大丈夫そうですね。

1月上場は2017年の同じ東洋証券主幹事のシャノン以来で、シャノンは4倍以上の初値が付きました。なお、1月上場は今のところ2001年以降で数が少ないものの負けなしです。

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【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示

テクノロジーズが新規承認されてから、東洋証券に店頭では新規口座開設が殺到しているとかないとか、東洋証券はIPOのみの客はお断りですので、この時期に新規口座開設しに行ってもうまくいかどうかは分かりません。従業員の数もそれほど多くないので対応が取れず、お互いイライラするだけかもしれませんね。

幸い幹事証券にはネット申し込み出来る幹事が複数ありますので、確率は薄いものの見逃さないように申し込むのが良さそうです。SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券はもちろん、岩井コスモ証券なども余裕がある時期なのでついでに申し込んでおきたいところです。

楽天証券の抽選倍率を見るのも楽しみですね。年始で申込忘れが増えやすい時期なので、そこは気を抜かずに参加したいところです。

私達に出来ることは年末年始モードから早く切り替えて、しっかりと出来ることを粛々とすることになりそうです。IPOの枯渇感からくる充電力はかなり溜まっているように感じます。