2025年のIPOは2月3日の名証ネクスト上場「バルコス」を皮切りにいよいよ始まります。2月IPOは5件を予定、上旬と下旬に程よく別れて、2025年のIPOを占う上でも良いスタートを切って欲しいですね。

【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示

すでにブックビルディングも開始されていますが、2月IPOに向けてスケジュールアノマリー的なものを見直しておきたいところです。

まず2月のIPOについてですが・・・、上記の図やリンク先の情報を見れば分かるように「比較的初値勝率が高くなる月」になります。やはり年が変わって最初の頃の方が、多くの方の投資欲が感じられる状況なのでしょうか?割と普段よりも良い結果になりやすいと見ておきたいですね。

件数は集中する「12月、3月、6月」よりは当然少ないものの「9月、10月」に匹敵するぐらい件数があります。2月と同じ雰囲気なのが4月ですね。こちらもスケジュール面でいうとGWという長期連休前なので注目度が上がりやすい傾向があります。総合して「2月IPOは比較的、結果も出て件数もちゃんとある月」というイメージです。

年始IPOにアノマリーはあるのか?

アノマリーとしてはIPOは良く年末(最終)や年始(最初)のIPOは強いと言われます。最終IPOは最後ということで、この先にIPOが来ないことから初値投資資金が来やすい、最初のIPOも充電期間を経て渇望感が出てきますので、一応は「理にかなった」アノマリーです。

当方は表に出しているページ以外にアノマリー系のデータ表示もさせて確認しているので、その画像をチラ見表示しますが、やはり年始系のIPOは結果が良いのが過去の傾向から出ています

過去20年レベルで、ほぼ9割の勝率を誇りますし、初値もややオーバーシュート気味になりやすいです。

技術承継機構(319A)のIPO新規上場情報

今年は日程的には地方市場上場銘柄のバルコスがスタートIPOですが、グロース上場銘柄としては「技術承継機構(319A)」が最初のIPOとなり、しかも主幹事がSBI証券と注目を集めやすいでしょう。その点を考慮して、私も銘柄スペックに少し加点したBBスタンス評価となっています。

SBI証券がいきなり主幹事として登場するのも珍しく、ここは貯めていたIPOチャレンジポイントを使いどころかもしれないと悩んでいる人も多そうです。

いずれにしても、例年スタートIPOの時期は多くの人がちょっとゆったりスタートを迎えている中、好ダッシュ姿勢で少し前のめりに動いたほうが好結果が出るように感じています。なんでも注目度を集める前にサクサクっと先に物事を進めたほうが、後から結果がついてくるというのはIPOも変わりないようですね。