自立制御システム研究所とお固い社名ですが、ホームページを見ると「ACSL」と4文字略字でした。ACSLはAutonomous Control Systems Laboratoryの頭文字を取っています。
現在はメイドインジャパンのドローン技術がメインの模様です。社名にあるように「自律制御」。自ら考えて飛ぶといった組み込みが出来るというのが強みです。
想定価格は3,380円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約100億円で、東証マザーズ大型案件となります。
最先端のドローン関連ということで期待したくなりますが、大きく赤字を出している状況でかなりの吸収金額となっています。12月の混み合った上場の中で初値がどう出るかの判断は難しくなるかも知れません。
ドローンは今後、様々な分野での活用が期待できますが、こちらのACSLは産業用で高価格帯のドローンになるでしょう。今は盛んに中国などでドローンの生産技術が進んでいると思いますが、ここは日本製のしっかりしたものの違いを見せているかも知れません。
ホームページからドローンの画像を拝借しましたが、かっこいいですね~。
IPOとしてはベンチャーキャピタルの多さやストックオプション、また業績がまだ赤字という未来にかけるハイリスク案件になります。千葉大学発のベンチャーになるようですが、ドローン案件の上場は初だと思います。
株主3位に楽天がいるなど、こういう分野に積極的に投資しているのが伺えます。そのかいもあってか楽天証券もしっかりと幹事団に入っています。IPOファンとしては魅力を感じる銘柄ですが、初値売り投資的な考え方の場合は、少し考えてから参戦したいところかも知れません。
今年の12月は楽天証券が結構活躍しそうですね。
ソフトバンクの上場もあることから市場の吸収額がとんでもない状況になっていそうで、果たして12月のIPO市場が、このようなハイリスク大型上場にどう向っているのか?考えるのが難しくなりそうです。いつもよりは公募株が手に入れやすいかも知れませんが、その分、初値もいつもより割り引かなければならないかも知れません。
初値予想もお願い致します。