3月のIPO案件も出てきました。倒産した準大手ゼネコンの再上場案件になります。これは注意深くチェックしないといけない案件ですね。
経営破綻から20年目の再上場です。当時のゼネコンの倒産ラッシュの中でも最大規模の倒産だったみたいですが、実績をみても大きな企業だったんだなぁと言うのを感じさせますね。
再建して上場まで戻ってきたのは立派ですが、基本的に再上場案件は初値など厳しいことが多いですね。
想定価格は500円。主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約77.3億円で、東証1部or2部上場予定で中型~大型案件です。
再上場ということで「日本国土開発 倒産」などで検索したら過去のゼネコン倒産ラッシュの時の悲しい話がたくさん出てきますね。やはり再上場案件は傷が残っているのでいい印象はありません。
ただ準大手ゼネコンらしく、日産スタジアムや空港に港など大きな施工物件が目に付きますね。
恐らくあまり人気が出ないと思いますが、500円という買いやすい価格帯、吸収金額もゼネコンにしては小さい印象です。 そのかわり、発行株数が多く時価総額はかなり大きなものとなっています。課題としては流通株式をどれだけ広げられるかでしょうから、500円という価格でどれだけ広くに配分できるかが上場会社側の思惑でしょう。
第一印象としてはネガティブな雰囲気ですが、3月の他の上場銘柄のスケジュールや雰囲気、その他、地合いなども鑑みて最終的な参加姿勢を決めたいと思います。
引受証券としては三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事ですので、auカブコム証券からの取扱があって、しかも穴場証券になりそうな雰囲気です。
取引手数料の安いネット証券で手に入れれば、利益を出せるチャンスが広がりますね。
うまく微増になる案件ならばリスクを取って取得するという考えもできますので、しっかり準備だけはしておこうと思います。単価が低いのでとりあえず参加してプラスになればラッキーと考える人も多いかもしれません。
初値予想もお願い致します。