最近はカタカナ4文字の企業というのが目新しさを感じるのでしょうか?そういった企業のIPOが多い印象です。そういえば「グーグル」「アマゾン」「アップル」とかも日本語にすればカタカナ4文字ですね。
事業内容は「クラウド人材マネジメントシステム」のカオナビ提供がメインです。サービス名の通り、常に顔が見える状況にすることで企業内での風通しが良くなりそうですね。
何かのTV番組で、社長が全社員の顔を覚えてるとかありました。六花亭でしたか?
想定価格は1,780円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約17.8億円で、東証マザーズ上場予定の中型案件です。
フェース面が顔になっている他には、クラウドで人材の把握ができるシステムということで技術を使って、企業の魅力を向上させるということでサービスは評価できます。IPO的にもこういった新技術っぽいのは好まれますね。
業績に関しては売上は倍加しているものも、赤字拡大となかなかのベンチャー企業ぶりです。翌期もまだ黒字化しない予想ですので、ちょっと早い上場なイメージもありますね。
既存株主にはベンチャーキャピタルが豊富、さらにストック・オプションも5円や90円で大量にあります。成長期待はありつつも、どこまでこういった銘柄を評価していいのか悩ましいところかもしれません。
サービス自体は面白いと思いますが、働き方改革的な企業の問題を解決するサービスなのかは疑問です。私だと、ちょっと顔写真付きで把握されちゃうと息苦しさを感じてしまうタイプです。
IPO的に見るとIPOの地合いが良い時は手放しで狙い目IPOですが、向かい風になるとやや中規模で赤字会社ということもあり、厳しい船出にもなります。ハイリスクハイリターン系という第一印象です。
大和証券主幹事で中規模案件となると公募割当のチャンスも大きいだけに、しっかり検討していきたい銘柄ですね。
ここは、本当に地合い次第で大きく結果が変わりそうですが、リスクを取らないと行けない銘柄かも知れませんね。IPOファンとしては、しっかりとした初値になることを期待します。
初値予想もお願い致します。