東証2部にリサイクル関係のIPOが登場です。ここ最近ではテーマ性の高い事業の一つですね。
川のリバーはスペルが「river」ですので川の英語ではなくRe-verで「Re（再び）version？」でしょうかね？リサイクル事業は経済活動的にはかなり注目度は高いと思います。
想定価格は920円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約51.2億円で、東証2部上場の大型IPOです。
規模感の大きな吸収金額で公募売出枚数が約500万枚とジャブジャブ感はあります。ただ、公募株が自己株式処分で約420万株を処分という形は公募組にメリットがありますね。筆頭株主には解体事業案件で2015年に上場したベステラ。ここはIRフェスタでも威勢が良かった記憶があります。
さらに2013年に上場のエンビプロ・ホールディングス（リサイクル事業）も株主に入っていて、リサイクル系の事業では「縁故」が結構必要なのではないかと感じますね。特殊な事業で新規参入とか難しそうな気がします。資金使途はグループ会社の投融資とこれまた関連会社が非常に多い企業です。
深くは追っていませんが、既存株主の個人名には「女性」の名前が多かったのが気になりました。事業としては女性っぽくないのに株主には女性がいっぱいいる感じです。
東証2部上場で規模感がやや大きい、しかし、事業的には注目度というか投資しやすい分野ですので底堅そうなイメージがあります。野村證券主幹事ですので、ややふっかけた仮条件を組んできそうですが、地合い次第では公募付近、問題なければとりあえず微増スタートが望めそうなIPOかと思います。
主幹事野村證券でも枚数多いので、当選者が増えて1枚あたりちょっと利益が出るような、そんな好IPOになることを期待したいですね。
幹事団には楽天証券の名がありますね。事業的に名前が出てくるのがちょっと珍しい気がします。どの程度割当が来るか分かりませんが、隠れた穴場証券にはなりそうです。
これで3月IPOに東証2部上場が4銘柄も登場しています。東証2部上場銘柄をどう攻めるかは結構キーポイントになりそうです。それにしても上場銘柄数がかなり多く3月は連日上場銘柄で賑わう相場になりそうです。
初値予想もお願い致します。