金曜日の今日は3銘柄の新規上場承認が出ました。8月IPOもお目見えです。いずれも4月の上場中止案件ではないので、新味があって楽しみですね。
既存投資株主の顔ぶれをみても面白いバイオ系ベンチャー、モダリスからみてみましょう。
『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた遺伝子治療薬の研究開発となっています。ゲノム編集で難病を治療するという近未来感を感じる事業ですね。
想定価格は820円。主幹事はみずほ証券す。
吸収金額が想定価格ベースで約25.4億円で、東証マザーズ市場の中型IPOです。
バイオ系IPOとなるとやはりみずほ証券主幹事が多いですね。上場時にあたって単価も比較的安くして投資しやすくしているのは毎回の印象です。注目の技術にしては吸収金額も控えめに感じます。
設立から4年のスピード上場ですが4期目で黒字の結果を出しています。アステラス製薬、富士フィルム、エーザイなど大手製薬会社からのライセンス収入で財務状況もしっかりしているのは注目かも知れません。IPO公募組にも納得の行く目論見状態です。
ホームページにはCRISPR:ゲノム編集に関して詳しく載っています。簡単に書かれていますが、実現すればノーベル賞ものの技術だと思います。
RNAiやiPSなどとのトレンド対比も興味深いですね。正直、これほど注目されているバイオ技術に投資できるなら、IPOで参加したいという人はたくさんいるのではないかと感じます。
既存株主にはバイオベンチャーらしくVCも豊富ですが五月さんこと片山 晃さんが10位までに名を連ねています。さらに株主に目を向けていると見たことのある名前がチラホラ出てきますので、チェックしてみると面白いかも知れません。
バイオの醍醐味は、新しい技術で難病に立ち向かうことだと思います。iPS細胞も画期的でIPOでも好まれましたが、CRISPRもかなり注目を集めそうです。
初値予想もお願い致します。