再びIPOの新規承認が出てきました。2月IPOの数がそこそこあれば例年3月はIPOの数が多いシーズンですので、今年もIPOは期待できそうです。もちろん地合いの急変も十分ありえる時期ですので警戒しながらも順調さに乗りたいですね。
主に中国向け化粧品事業を行っているアクシージアです。既存株主にも中国系の名前が並びますね。公式オンラインショップで値段を見ると、日本の大手化粧品メーカーと同等レベルぐらいでしょうか?
想定価格は1,360円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約103億円で、東証マザーズ上場の大型IPOです。
特徴的なのはやはり需要の伸びのある中国小売で成果を上げていることでしょうか?中国でのマーケティング戦略に長けているところがあります。もともと日本の化粧品は質の高さから人気があるようですが、マーケティング力に弱い部分があるのかもしれません。うまくそういった抜け目を付いて成長していそうです。
逆に言うと日本の大手化粧品メーカーはアクシージアのような化粧品メーカーが障害となって中々伸びないかもしれないですね。投資するなら新しく元気がいい方ということで人気するかもしれません。
正直なところ男性目線で見るとあまり興味がない市場ではありますが、ここ最近はIPOでも化学セクターの銘柄が多く、どの銘柄も一定の結果を残しているので連想されて買いが入りそうです。
吸収規模が100億超えと大型案件で枚数も多いです。株主優待などは期待できそうな商品がいまいち見当たらないので、優待が出るならクーポンとか割引券になりそうな気もしています。目線が中国に向いてそうなので、優待よりも成長からの株価上昇や配当を目標とするところがあるかもしれません。
事業等のリスクは30項目も載せており「リスク管理委員会」なんてものも作っているみたいですね。経営にリスクは付き物ということで結構シビアに事業運営しているなぁというのが目論見書からも読み取れます。中国を相手にするにはかなりシビアになるんでしょうね。
それにしても毎月のように会員数が増えていくグラフを見せられると、まだまだどこまで伸びるんだろう?と思わせるものがありますね。
越境ECは新規ビジネスとして注目のビジネスの一つですが、コロナ禍において越境ビジネスは難しくなっている部分もあるでしょう。ただ、アフターコロナなどを見据えて動きも株式市場では盛り込むでしょうから、新規承認時点では期待したいところです。
初値予想もお願い致します。