4月のゴールデンウィーク前となる上場銘柄の登場です。東証１部上場は４月に２件となりましたね。枚数多くて公募株は手に入れやすいですが、初値期待は薄いので広く浅くの感覚で見ていきましょう。
再生可能エネルギーを手掛ける電力ビジネス会社です。セクターは建設業でプラントの開発や保守がメインですね。社会的に脱炭素が言われる中、テーマ性は高く感じます。
想定価格は1,700円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約191億円で、東証１部上場では普通規模でしょうか？
なんだか目論見書を眺めていると自社の全国のエネルギー発電所が載っていて「インフラファンド？」と思わせるような内容もありますね。インフラファンドを連想するとあまり初値に期待できないので、しっかりと利益も出す企業か見ておきたいですね。
なお資金使途はバイオマスや太陽光発電などの新規案件などに充てられそうです。
目論見書にもSDGｓに関する貢献可能性が書かれています。自社ではなく日本総研のオピニオンとして紹介されていて、ここは事業的にも自信のあるところでしょう。テーマ性の高い投資先としては意識されやすそうで、買いが入りやすいイメージは付きます。
上場会社になることで他社に投資するならこういったところに投資しておくかという部分が多分に含まれそうなので、やはりキーワードは「テーマ株」ではないかと思います。後は4月の最終週のIPOのラインナップ次第とも言えそうです。
幹事証券が多いのでネットからでも申込みはたくさんできて、拾えて薄くても初値売りで利益が出るような銘柄になって欲しいところです。
IPO注力姿勢が強くなっている松井証券が幹事証券に入っています。穴場証券として2021年中に1銘柄ぐらいは当選したいです。
これで4月IPOは12件を予定（中止1件）。3月が13件ですので、後2つ予定されれば4月が3月よりもIPOが多い年ということになりそうです。可能性はギリギリですね。
初値予想もお願い致します。