2022年のIPOは2月から早速、同日上場が現れるなど本当に2月3月に数が多くなりそうです。またまた大型マザーズのイグジット系案件ですね。インテグラルが放出するIPOはこれまでに何件もありましたので、参考になるかもしれません。初値予想は慎重にですね。
ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(4266)のIPO新規上場情報
クラウドソフトウェア・AI・RPAなどを導入するDX推進支援ということで事業的にはIPOの王道ですね。ただ、インテグラルのイグジット案件で値嵩株と悩ましくなりそうです。
想定価格は5,000円。主幹事は大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事です。吸収金額が想定価格ベースで213億円で、東証マザーズ上場の大型IPOです。
最近はDX支援会社も増えてきており上場会社も多いです。そのため、どのポジションを狙っているのかが重要で目論見書で書かれるようになりましたね。
こちらは高度&中規模案件を狙っているようです。ここがブルーオーションだという戦略でしょう。
また特徴としては2002年の創業来の成長を上げています。
インテグラルが参画したのは2018年。その前からも伸びていたので参画しても成長してイグジットIPOというのはインテグラルに利益を持っていかれることになり、上場時参入の公募組的には少し惜しい部分がありますね。3年でイグジットはインテグラル的には大成功でしょう。
業績をみると先のグラフにあるような成長力はちょっとわからない部分ですが、AI,RPA、クラウドシステムを利用したDX支援ですので成長性は感じる事業です。上場後も伸びるイメージが掴めるかは大切ですね。
新規承認時の第一印象としては、上場時のIPO過密具合と地合いの変化に要注意というところでしょうか?すでに2月4日は同時上場となっており、吸収規模の大きさや売出しの多いイグジットIPOという点、値嵩株ということでリスクが高くなっています。
総合して微妙判断しかできなさそうなのが残念で、後は地合い次第でどっちに転ぶか?という状況になりそうな予感です。
いずれにしても申し込める証券会社の口座を持っていないと勝負になりません。幹事証券の多いIPOで当選は狙いやすいので、しっかりと口座を作って準備しておきましょう。松井証券と楽天証券が本当に幹事証券に名を連ねることが多くなりました。
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