「久世福商店」「St.Cousair」で有名なサンクゼールがいよいよ上場です。上場観測はありましたが12月のラッシュ期に入ってしまいましたね。
久世福商店はショッピングモールなどに多く出店、St.Cousairブランドもカタログギフトのジャムなどですでに知っている人は多いでしょう。非上場では「カルディ」「シャトレーゼ」みたいなところが連想されそうです。
想定価格は1,550円。主幹事はSMBC日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで46.5億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
株主優待族からは優待新設に期待もかかる銘柄になりますが、一先ず目論見書には記載がありませんでした。それでも優待新設は上場後1年程度で期待してしまいます。他社のカタログギフト優待経由じゃない王道での欲しい物が出てきそうです。
長野県に本店を構える企業で設立は1980年代です。そこから10年周期で新たな挑戦を行うスタイルのようで、EC店、FC展開、海外事業展開など素晴らしい伸びをしていますね。久世福商店などの増加を考えると、最近のおしゃれな食料雑貨屋というイメージが強い人も多いでしょう。
サンクゼールの強みはまさに差別化されたユニークな商品群でしょう。いちごジャムでも「あまおうジャム」とかここでしか手に入らなくて食べてみたい物が豊富にあります。ショッピングモールなど行ってみて、せっかく店舗来たから買っておこう商品が多いですね。
株主優待の話をしましたが、店舗も全国展開しているので現物の商品じゃなくて金券タイプとか、割引券タイプの優待を出すことも出来ますね。
業績です。40期を迎える老舗企業ということで、本来ならIPOでは新規性がなく敬遠されやすい銘柄なのですが直近で売上もじわじわ伸ばしながら利益が好調です。満を持しての上場といった感じはします。
セクターは食料品セクター。過去の統計などを考慮すると初値視点で見るとデータ的にはそれ程プラス部分はないのですが、やはり知名度の高いサンクゼールですので買いは入りやすいのではないか?という第一印象です。
SMBC日興証券主幹事案件です。12月IPOの主幹事も豊富でどれか一つぐらいは手に入りそうな雰囲気です。個人的には初値予想やBBスタンスは各種情報を参考に慎重に評価したいと思っていますが、サンクゼールの公募株はIPOファンとして欲しいなぁと感じますね。
初値予想もお願い致します。