卸売業セクター・スタンダード上場ですが、事業内容にはAIに記載あり。
中身を良くみて検討したい銘柄の一つになりそうです。

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO新規上場情報

AIハードウェアの卸売業のようですね。今をときめくNVIDIAとパートナーシップを結んでいます。コンピューターの世界でAIが躍進するに連れてCPUよりもGPUの性能のほうが必要になってきたので、ハードウェアの卸売業もGPU系が強くなっているのを感じる上場です。

想定価格は4,170円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで19.1億円で、東証スタンダード上場の中型IPOです。

本店を宮城県仙台市に置く企業です。沿革を見ると最初は大学生協などにパソコンを卸していたように見えます。AIの発展を早くから見込んでおり、GPUを強化した商品を卸すのを得意としています。会社のあいさつを見ると社長が2007年に一枚のグラフィックカードに出会ったことから注力しているようですね。

どのような会社に卸しているかは目論見書を見るよりもホームページを見たほうが良いでしょう。東京大学のような大学でのAI研究。HEROZのような名だたる上場AI企業でも複数導入されています。

商品はホームページに載っているカタログをみると分かりやすいです。価格帯別でワークステーションが50万クラスから500万クラスまで紹介されています。サポートまで含めて販売しているのでAI企業や大学などではこういったところで購入するのが一般的でしょう。

AIは今やどの分野でも導入が進んでいますので、ハードウェアも必ず必要になります。うまくインフラ供給できるよう派生で卸売業も発展するのが、どの分野でも起きることですね。半導体が発展した時もたくさんの代理店があったと思います。

業績は良い感じで伸びていますね。しばらくはAI系ハードウェアの需要も続くでしょうから、上場タイミングはバッチリと言えそうです。想定価格が4,170円と値ガサですので、ハイリスク・ハイリターン系の値幅が大きなIPOになりそうですが、この内容なら十分期待できるのでは?というのが第一印象ですね。

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