2016年に東証一部から上場廃止となったノバレーゼが再上場です。
経営再建して再上場ありきだったのでしょうが、コロナ禍も経て大変だったと思うのですが、
再上場にこじつけるところが凄いですね・・・。

ノバレーゼ(9160)のIPO新規上場情報

事業内容は「結婚式場の運営」「レストラン運営」です。ブダイダル事業は男性にとってはお金を奪われる敵でしょうか?(笑)逆に言えば、こういうところに投資しておけば、ブダイダルにお金を使うことも投資分野の業績アップに貢献していると思えるかも知れません・・・。

想定価格は570円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで71.3億円で、東証スタンダード上場の中型IPOです。

ファンドによるTOBで上場廃止、再び再上場ですので今回のIPOはそのファンドによるイグジットIPOです。全数売り出しとなっており公募株はありません。売り出し株はファンドの持ち株の半分弱で、1000万株以上ありますので、これはかなりの数になりますね。野村證券主幹事といえど申し込めば当選確率が高そうです。

事業スタイルは一般的なブダイダル事業と変わりないですね。結婚式のプロデュースとそれに付随した「衣装」「料理」などの施設やサービスを持っています。上場企業にも複数似たような企業がありますが、コロナ前からブダイダル事業は不振で株価低迷が多かったですが、コロナ禍でとどめさされた雰囲気はありますね。

その中で、アフターコロナで再上場新規承認となるのは事業再編と改革がかなり進んだのでしょうか?

ノバレーゼが伸びている様子を端的に示しているのが、目論見書に載っている上記の図ですね。婚姻組数は減っている中、ノバレーゼでの結婚式実施数は反転増加となっています。この理由として地方都市圏での躍進が目立つようです。飽和している都市圏ではなくて、地方でも多様なスタイルで結婚式を作り上げているようですね。

業績に目を向けると、コロナ禍の酷い状況からは回復していますが、成長性は感じづらいところでしょうか?スタンダードへの再上場案件らしい動きです。結局はIPO視点では東証1部上場銘柄だった大手が、再上場でどれだけ安く買えるのか?で物色するIPOになりそうです。

6月30日の6月IPOラッシュ最終日、すでに3社同時上場が確定しており苦戦は強いられそうというのが、新規承認時の第一印象になります。

ノバレーゼ(9160)のIPO新規上場情報

初値予想もお願い致します。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所