プライベート・エクイティ(PE)ファンドのインテグラルが上場です。インテグラルの社名を見た時に別の会社かと思ったらPEファンドのインテグラルでした。過去に何度もIPOさせている会社があるのでIPOファンではご存じの方も多いでしょう。というか、ついこの前JRCが上場したところですね。

インテグラル(5842)のIPO新規上場情報

これまでにいくつもの投資先が上場を迎えているので有名です。手腕は認めるところでしょうか?一番有名なのはスカイマークの立て直しになるでしょうか?

想定価格は3,100円(想定仮条件2,800円~3,400円)。主幹事は野村證券と大和証券の共同主幹事です。
吸収金額が想定価格ベースで267億円で、東証グロース上場の大型IPOです。

売出は全て佐山氏のものになりますが全数海外に売り出す予定。公募株の4:1(国内:海外)程度の割合でグローバルオファリングとなっています。ファンドの大型上場ですが、パッと見は気合を感じされる内容ですね。目論見書を少し追ってみたいと思います。

まずはインテグラルの全体像です。この中では「日本企業への投資比率100%」というのが目立つところでしょうか?ビジョンにも世界に通用する日本型企業改革というのを目指していて、日本企業に絞って目を向けています。

現在は2~4号ファンドが動いています。先日のJRCの上場は3号ファンド。そう言えば延期になりましたが、カメラのキタムラも再上場承認まで行きましたね。企業改革して数年で再上場などでイグジットを目指しています。インテグラルの出資先の上場はこれまでもかなり見てきているので、ちゃんと能力がある証明にはなっているでしょうか?

ただ、公募組にとっては初値が公募割れも多く痛い思いをしている人も多いかも知れません。インテグラルのイグジット上場銘柄は初値は不振、その後、ある程度割安になるまで下がって、本来の企業評価になってジリジリと再浮上というのが多いと思っています。インテグラルが上場するなら、出資先上場銘柄で公開価格割れしてるのどうにかしろって思っている人も多そうですね(笑)。直近でJRCも絶賛割れ推移です。

インテグラルの強みは主に2つ書かれています。

1つ目はプリンシパル投資。自己資金の投資だからこそ投資先を長い目で見たり関与力を強めたり、投資機会を増やすことが出来ています。

もう一つは企業価値向上に向けた経営支援力です。これはどのPEファンドにも求められる能力ですので差別化にはなりにくいかも知れません。常駐型でかなり経営に関わるのが特徴と言えます。金も出すけど、口も手も出す感じですね。

上場して今後の経営戦略が気になるところですが、5号ファンドはさらにサイズアップを目指す予定。さらにアセットクラスも拡大を目指していて、結構勝負手の上場です。一大PEファンドとして成長を続けていきそうです。というか上場するなら成長しないといけない宿命にもなります。

業績は15期を超えてしっかりと成長基調です。会社としての能力は評価できるところですが、IPOとしては高く売り抜けるイメージが付いてしまっているので、自社のIPOがどういう目で見られるかですね。

値ガサで規模感も大きいです。ただ、今後も色々な会社を上場させる目的の会社が自社の船出で不格好なことはしづらいと思いたくなるのが第一印象ですね。売出は全数海外、公募も海外分があるので、しっかりと売り切って初値も上がるという手腕の見せ所ですね。

BBスタンスに関しては大手のレポートなども含めて慎重には考えたいですが、ちょっと参加してみたい欲は出てくる銘柄ではないでしょうか?

インテグラル(5842)のIPO新規上場情報

初値予想もお願い致します。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所