再びSBI証券から9月IPOの新規承認です。これで9月は5銘柄がSBI証券主幹事となります。SBI証券への対応が大切な月になりそうです。
医療機関DX支援がメインになります。特に予約システム、電子的な問診システムに強みでしょうか?医療機関向けのシステムはほぼ揃えてはいます。SaaS系ですね。
想定価格は1,400円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで13.6億円で、東証スタンダード上場の小型~中型IPOです。
目論見書を見ていきましょう。
医療DXですが、その中でも医療業務プロセスに注力しています。予約や問診時をシステム化、院内での順番待ちや決済システムまで、患者さんがクリニックなどにお世話になる時に、予約から支払いまでの流れをDX化していますね。最近はそういうクリニックが増えていますが、日本はお年寄りも多く、システムに付いていこうとしない人への対応も気になるところです。
産業別のDX導入状況が載っていました。2021年の調査資料ですが、「医療・福祉」がかなり遅れています。医者は個人事業主として立派な部分がありますが、システム部分はあまり興味ない人も多く散見されますね。医療分野はまだまだDX化の余地がありそうです。他にも農業・林業・漁業系、そして建設業DXはIPOでもよく見かけます。
レイヤードのプロダクトについてです。患者導線に最適化ソリューションが自慢、各カテゴリにソフトウェアを用意して、それぞれが連携できるようにしています。「オンライン診療」への対応などは目新しいところですね。
強みや特徴です。グラフ表示もあって確実に伸びが継続していることを表しています。現状、利用医療機関数は6,000程度とかなりの浸透を誇ります。また、まだまだ伸びはあるでしょうしSaaS系としてストック収益は盤石になってきてそうです。
成長戦略ではやはりAIとの組み合わせが書かれていました。AIの躍進によって、「SaaSの死」が囁かれたりしていますが、正直なところ、そんなに簡単に医療DXを進めているところからAIが代用するとは思えません。SaaS型のDX化を導入するのにも時間がかかっているのに、AIでいきなり十分なサービスを導入できる医療機関は少ないでしょう。こういったソリューション企業が持っているサービスにAI機能が乗っかって、それを利用するという形が一般的ではないかと感じます。ということで、SaaS系の企業はどこもこの先はAIの活用が書かれていて、それが成長ギアになるのでは?と私も考えています。
業績推移です。売上グラフが綺麗な右肩上がりですね。利益もこの状況ですと、今後は安定して黒字成長になりそうな動きです。なお、グロースのような業績ですがスタンダード上場です。スタンダード上場は成長性でIPO初値視点では地味に見られやすいですが、良い点としては安定的に利益が出るとも考えられます。もう少し、想定価格に割安感があればより良かったと言えそうです。
SBI証券が主幹事だと、初値や上場後の短期的な動きは、どちらかというと「話題性」「注目度」に左右されやすいところはあります。そういう意味では「SaaS」「スタンダード上場」は、それこそ「SaaSの死」のキーワードがあるように一つ前の印象を持たれる可能性もありますね。
決して悪いスペックのIPOではないものの、思ったように初値から盛り上がらない可能性もあるぐらいの目線で参加したいところです。
SBI証券主幹事が9月5件登場します。5銘柄もあれば何かコケるという不安も出てきますが、現状はそれほど取捨選別しなくても、それなりに楽しみな銘柄と感じるほうが多いですね。なお、2026年のIPO主幹事レースはSBI証券が単独トップです!
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
初値予想もお願い致します。








