6月3つ目のIPO案件は東証2部上場の電算です。
ジャスダック上場のトータルメディカルサービスと同日の上場になります。
公開日 | 6/24 |
BB期間 | 6/7-6/11 |
公募価格決定 | 6/14 |
申込期間 | 6/16-6/21 |
幹事証券会社リスト | 割当率 | 株数 |
野村證券 | 80.10 | 156200 |
三菱 UFJモルガン・スタンレー証券 | 8.00 | 15600 |
大和証券 | 4.00 | 7800 |
八十二証券 | 4.00 | 7800 |
岡三証券 | 0.97 | 1900 |
髙木証券 | 0.97 | 1900 |
長野證券 | 0.97 | 1900 |
SBI証券 | 0.97 | 1900 |
(野村ジョイ証券,auカブコム証券) |
仮条件は、想定価格3,500円に対し、
3,200-3,500円と上限が想定価格の近頃の地合を弁えた設定です。
今年よりBBスタンスを書くときに。
具体的に5つの項目で5段階評価で点数付けしてみます。
(あくまでも私の思い込みなので、参考程度に見てくださいね。)
1.注目度…全般的なIPOとしての注目
電算という名前からも東証2部というところも地味さがあるのは否めません。
ただ東証2部は、このところしっかりとした上場を見せているのも
多く侮れないと感じています。
地方色もあり、あまり注目度は高くないですね。
評価としては2にします。
2.割安性…PER,PBRなど財務情報、価格設定から
2011年、3月期の予想EPSは489.81円で
想定価格ベースで計算するとPER7.1倍程度になります。
ぱっと値を見たところ割安と感じますが2009年以降、
減益が続いているのが残念で、将来伸びる見込みが
感じられないのが残念なところです。ただ値的には割安ではあります。
(IPOは将来性で図るほうが良いと思うので、良くありませんが…)
評価は3とします。
3.規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約7.84億(想定価格ベースOA分含む)、上場市場は東証2部。
数も公募、売り出し合わせては22.4万株ほどです。
10億以下の規模ですが、案外欲しい人が少ない気もします。
ただ売出しが少ないのが好感が持てるところですね。
ロックアップもしっかり掛かっていて気になる部分はありません。
評価は3とします。
4.業種…人気化しそうな業種か?魅力があるかなど
情報処理産業ですが、地方感ぷんぷんで減益は魅力を感じません。
また減益傾向なのが、期待感を全然そそらず
特に官公庁などのシステム開発が多そうですので
今後もあまり期待は掛けられないと思います。
この分野では、評価は2にしておきます。
5.評価…総合的評価や特記的事項を含める
改めて見直してみるとあまり魅力のない銘柄だなぁと感じます。
割安感もあり、売り圧力や規模的にみると魅力的ですが
買い意欲も少なそうで微妙な銘柄といえます。
やや値ガサですが、主幹事野村でが頑張ると見れば
応募しても良いかもしれません
総合的に評価は3としました。
全体考察
総合得点は13点で、私のBBスタンスはC評価です。
積極的に取りに行くような銘柄ではないですが、
大きな公募割れといった失態も見せないと思います。
手数料負けも考える程度でのBBといった感触ですね。
私は一応、BBはしようと思っています。