今年22個目のIPO案件、日本メディカルネットコミュニケーションズです。
・スケジュールや基本・詳細情報はこちらをどうぞ
⇒日本メディカルネットコミュニケーションズ
上記サイトでは初値予想もしてみたいと思います。
仮条件は、想定価格840円に対し740-840円と
上限が想定価格となっています。主幹事は大和さんです。
仮条件上限が想定価格に設定されるものが増えてきましたね。
今まで5つの項目で評価してきましたが、
逆に見難いと思いますので評価は1項目で行います。
BBスタンス:8点(A評価)
1.注目度…全般的なIPOとしての注目
今年最後の上場となるであろう銘柄です。
最後の締めとしてはまぁまぁですね。
ネット系の企業ということで将来性や魅力の点では注目されそうです。
2.割安性…PER,PBRなど財務情報、価格設定から
2011年度5月期連結予想EPSは43.5円
想定価格ベースでPERを計算すると19.31倍程度となります。
売り上げなどを見てみると2年間で約2倍の売り上げ、
3倍程度の利益を確保するなど、順調に業績を伸ばしています。
業績の伸びと業種から考えて、このPERはそれほど高くない
値だと考えます。妥当な価格設定といったところででしょうか?
3.規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約11億円(想定価格ベースOA分含む)、
上場市場は東証マザーズです。マザーズ、小型、ネット系と初値暴騰の
条件は満たしている感じで好感です。
気になる点はストックオプションの未行使が大量に残っている点です。
約80万株もあり、公募60万株よりも多いです。
行使価格の設定をみると羨ましい限りです…
公募で買う人がこれを気にするか?ですね。
まぁ初値売りの人は、初値さえ上がってくれたら創業者系の人の
利益はあまり気になりませんが…
4.業種…人気化しそうな業種か?魅力があるかなど
医療向けのネット系企業ということで、人気化しそうな企業です。
業績の伸びも十分で、近い将来的には伸びも考えられます。
まだまだネット系企業の強さを見せて欲しいところです。
5.評価…総合的評価や特記的事項を含める
マザーズ、小型、ネット系。
これに尽きると思います。今までの結果から人気化しそうな銘柄であることは
間違いないです。公募売出あわせて120万株です。
主幹事は大和証券(80%割当)ですので、個人のネット抽選派にも当たる確率は
それなりにあると思います。是非とも主幹事でゲットしたいところです。
全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはA評価です。