本日は4銘柄の初値がつきました。ようやく持ち越し銘柄もなくなってスッキリしました。明日からも金曜日まで同日上場が続きますが、IPOの調子の良さも鈍化傾向です。微妙銘柄には不安が募りますね。
まずは持ち越し銘柄。いつも(7694)から。
初値売りで約20.7万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【いつも(7694)】(公募価格1,540円)
初値:3,610円(公募比: +2,070円/+134.4%)
高値:3,860円
安値:3,110円
終値:3,120円
出来高:2,085,500株(公募売出総計:1,400,000株)
初値は前日の上限気配よりも少し上の3,610円で始まりました。過去2回の持ち越し銘柄とは逆の展開です。若干IPOの他、新興市場の地合いの悪さを感じる今日の市況でしたがいつもに関してはあまり派手な動きとなりませんでした。
ちょっとIPOへの関心が薄れてきているのと、ウェルスナビ含め3社同時上場でそちらが注目された影響もあったかもしれません。出来高を見ても公募売出総計を2回転できていませんので、即金規制まで行った銘柄とは思えないような状況ですね。
こちらはピタリ賞がでませんでした。
当方のBB予想、直前予想共に3,600円としていましたので、ほぼ予想通りの結果となりました。読者予想的には勢いあればもう少し行きそうな予想が多かったですが、勢いがなくなった分、終い下げて終わってしまっています。一度閑散となると見直しで買いが入ってくるまでは苦しそうです。
ここからは本日上場予定銘柄。まずはウェルスナビ(7342)。
初値売りで約5.7万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【ウェルスナビ(7342)】(公募価格1,150円)
初値:1,725円(公募比: +575円/+50.0%)
高値:2,040円
安値:1,704円
終値:1,937円
出来高:19,801,600株(公募売出総計:15,594,300株)
本日の再注目銘柄だったと思われるウェルスナビはよく健闘した結果ですね。初値は1枚あたり5万以上プラスの1,725円でした。丁度1.5倍のロックアップ解除価格です。その後の動きも注目でしたが結局2,000円超えの場面もあって引けも1,937円と2,000円付近です。
明日以降も引き続き注目されそうで2,000円が近いというのは狙われやすいですね。ただ、すでにロックアップは解除されていますしいつでもVC売り爆弾が来る状態というのは怖いですね。
SBI証券主幹事銘柄ということでIPOチャレンジポイント換算もしておきましょう。
300株セット配分、160Pとしてチェックすると1,078円程度になります。ポイントをうまく160Pぐらいに調整出来るかは難しいところですが、うまくやれば1P1,000円確保できているので中々ですね。ちなみに200P投入とすると約863円です。
まぁ、公募割れなどにならないだけマシと言えるでしょうか?正直ポイント投入には微妙な銘柄だと思っていましたが、そこそこ価値が出ましたね。
こちらはピタリ賞がでました。プロトタイプ様が的中です。
直前になって随分と人気ぶりが意識された銘柄でした。正直1枚あたり2~3万行けば上出来だと思っていたので1枚5万円プラスになったのは良いお小遣いになりましたね。今夜はちょっと良いお肉ですき焼きパーティーですかね。
3つ目にKaizen Platform(4170)。
初値売りで約2,000円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
⇒Kaizen Platform(4170)のIPO新規上場情報
【Kaizen Platform(4170)】(公募価格1,150円)
初値:1,170円(公募比: +20円/+1.7%)
高値:1,440円
安値:1,170円
終値:1,270円
出来高:10,864,600株(公募売出総計:5,009,300株)
やはり同時上場の煽りを受けたKaizen Platformは初値は残念な結果でしたね。公募割れは免れたものの寄り前の気配では危うい感じでした。逆に言えば、これほどセカンダリーに入りやすい銘柄も、この12月のIPOラッシュではなかったと思います。IPOをよく見ている人からすれば、ようやくセカンダリーで初値買いで勝負賭けれたかもしれません。
こちらもVCなどジャブジャブ銘柄でロックアップが1.5倍解除で設定されています。この後1.5倍まで株価を押し上げることが出来る要素があるか?と言われると微妙ですね。行使価格が非常に安いSO連発しているのも目に付きますし、人気がないとなればダラダラと下げる展開のほうが予想されやすいです。
こちらもSBI証券主幹事銘柄ということでIPOチャレンジポイント換算もしておきましょう。
便宜上150P利用300株セット配分でチェックすると1P40円程度です。正直初値が初値ですので、今回はIPOチャレンジポイントを使うような銘柄じゃなかったという結論です。
こちらもピタリ賞がでませんでした。
1,160円や1,180円の予想があったものの綺麗に1,170円予想は確認できませんでした。読者予想でも同時上場の煽りを受けたとしても最低でも1枚1万以上は行って欲しいといったところでしょうか?ただ、初日で高値1,400円超えですので、十分役目は果たしたと言えます。なんでも初値成売りしてしまう個人投資家が多いSBI証券主幹事というのも今回の結果を招いたかもしれません。
最後にヤプリ(4168)。
初値売りで約20.8万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【ヤプリ(4168)】(公募価格3,160円)
初値:5,240円(公募比: +2,080円/+65.8%)
高値:5,700円
安値:4,500円
終値:4,500円
出来高:4,269,100株(公募売出総計:4,845,400株)
値ガサな分、初値売りでそこそこ利益が出る結果となりました。ただ、セカンダリーはいかにも買い疲れ感が出ている結果ですね。出来高も乏しく元気ないです。結局安値引けという結果です。この買い疲れ感は明日以降のIPOの初値結果にも影響してきそうです。
いずれにしても今日で翌日持ち越し銘柄がなくなりましたし、即金規制なしでスッキリした形で明日を迎えることは出来ます。あまり目玉と感じる銘柄も見当たりませんので、直近IPOを含めてどの銘柄が注目されて動意づくか?が明日以降のIPOの見方になるかもしれません。
もう20銘柄弱の銘柄が1週間程度で上場していますので、どの銘柄が何だったか情報整理するだけでも頭がパンク状態なので、皆さんそれぞれ得意な銘柄を決めて攻めたいところですね。
こちらもピタリ賞がでませんでした。
読者予想では4,000円ぐらい、当方も4000円以下レベルでの初期の評価ですので現在の株価でもやや高いのではないかと見られるなら苦しそうです。
以上、4銘柄の結果をまとめて紹介しました。
直近IPO含めてやはり、毎年恒例の上場ラッシュ後半の買い疲れ感が出ている状況です。予想はしていましたが、むしろここまでよく持っているぐらい好結果が続いたと言えるかもしれません。明日以降の上場銘柄もなんとか公募プラスで持ちこたえて欲しいですね。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
あとは年明けの見直し買いあたりに何を狙うかの検討も早めにしたいところです。IPOは早め早めの行動が吉ですね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
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3つ目のKaizen、2000万円に二度見しましたw
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初値売りで約2,000万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
失礼しました。こそっとKaizenしました。