本日は3銘柄の初値がつきました。明日は3社同時上場ですが持ち越し銘柄がなくなりましたので再びスッキリとクリスマス上場を迎えられそうです。

本日初値が付いた銘柄の初日レポートをしたいと思います。

まずは持ち越し銘柄。ENECHANGE(4169)から。

初値売りで約18万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

ENECHANGE(4169)のIPO新規上場情報

【ENECHANGE(4169)】(公募価格600円)

4169

初値:2,400円(公募比: +1,800円/+300.0%)
高値:2,700円
安値:2,125円
終値:2,682円
出来高:1,767,400株(公募売出総計:380,000株)

初値は公開価格の4倍!の2,400円です。株価を見るとインパクトを感じないかもしれませんが騰落率で見るとかなり結果を出したIPOになります。初日の動きも引けで初値よりも高い位置になっておりIPOらしい、乗ったもの勝ち銘柄になりましたね。

正直、個人的には高すぎると思っているので、こういう銘柄のセカンダリーの動きを予測するのは苦手です。短期間でうまく波乗りできる方は、こういう銘柄でしっかり利益を出していそうですね。

12月のIPOラッシュ後半で買疲れなども出てきて初値が厳しくなるのでは?と思っていましたが、今年に限っては数が多い割には終盤にかけても買い疲れを感じさせない状況になっていると思います。

こちらはピタリ賞がでました。ニシシ様が見事的中です!

ただ、メルアドなし・コメント無しなのでアマゾンギフト券プレゼントには該当しません。読者予想の平均では1500円強といったところです。私もその程度の評価だと今でも思っているので早晩株価は調整されていくのでは?と思っていますがIPOは本当に予想が付かないから分かりませんね。


ここからは本日上場予定銘柄。まずは東京通信(7359)。

初値売りで約12.3万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

東京通信(7359)のIPO新規上場情報

【東京通信(7359)】(公募価格1,250円)

7359

初値:2,484円(公募比: +1,234円/+98.7%)
高値:2,572円
安値:2,171円
終値:2,241円
出来高:3,088,600株(公募売出総計:1,000,000株)

結果的に2倍手前の初値でいまいち人気が出なかった銘柄という判断になりそうです。それでも十分な初値ですのでまずは公募組の方はおめでとうといったところでしょうか?ただ、強弱の強まるIPOラッシュ中では初値が弱めだと、その後の動きも勢いが弱くなるのが定石ですのでそのとおりの動きになっています。

他のIPOが活況なしばらくの間は静かに眠っていそうな銘柄ですね。「東京通信」という名前で損をしている部分もあるかもしれません。私だったら、こういった銘柄の見直し買いを意識して仕込んでおくことが多いです。

主幹事野村證券で業種や業績の割には仮条件が強気でなかったのは気になるところですが、主幹事を見ても今後の成長は期待したくなる銘柄ですね。

こちらもピタリ賞がでませんでした。

読者予想平均などよりも低い位置で株価が推移していますが、上場ラッシュ中は強弱で弱が出てしまうとなかなか動意づくのに時間がかかると思います。中長期的な値上がりを期待して投資できるか?という銘柄に見えますが、結果が気になるので個人的には1~2年後の株価もチェックしたいですね。


最後にグローバルインフォメーション(4171)。

初値売りで約13.7万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

グローバルインフォメーション(4171)のIPO新規上場情報

【グローバルインフォメーション(4171)】(公募価格1,210円)

4171

初値:2,580円(公募比: +1,370円/+113.2%)
高値:3,080円
安値:2,554円
終値:3,080円
出来高:645,000株(公募売出総計:500,000株)

本日上場銘柄で「東京通信」「グローバルインフォメーション」のどっちが初日の動き勝負になるか?見ものでしたが、初値買いはこちらが正解となりました。ストップ高で引けています。エイチ・エス証券で初値が地味な方になるかと思いましたが、そんなこともなかったですね。

ただ出来高を見てみると東京通信の方がかなり回転していて、こちらはストップ高ということもありますが売り買い少なく値が飛んだという印象です。非常にリスクが高い勝負になりますが、短期的にはこういう銘柄に雰囲気で乗って、雰囲気で降りれる人が勝てるんでしょうね。

私は本日上場銘柄はどちらも地味な動きになって、中長期的に伸びていくと思っていたので思惑外れですが、外れた動きになったが故にこちらは中長期的に逆に怖いと思っています。そういった考えが当たるかどうかも含めて、こちらも数年後の株価をチェックしておきたいところです。

こちらもピタリ賞がでませんでした。

読者予想や大手予想会社からしてみると初値が安くて、買い上がるチャンス銘柄という判断だったのでしょう。


以上、3銘柄の結果をまとめて紹介しました。

3銘柄中、2銘柄が初値よりも終値が高いという状況ですのでIPO活況感は続いていると思います。コロナ禍の中でも株価は状況が良いですし、本当に株は予想しても当たらないとつくづく思うので、自分が得意な場所でしっかり戦い続けるのが勝ち抜く秘訣な気がしますね。

IPOはまずは公募取得でアドバンテージを得て、セカンダリーで利益を取ろうとする人も多いと思います。精神的余裕がないと強烈な波で損をしやすいので、うまく波乗りしていきたいところです。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

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IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

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