本日は紀文食品(2933)の上場日でした。直前の初値予想は最近のIPOの弱さから下げこそしましたが、とりあえずは初値で予想通り1枚あたり1万円以上の結果が出たので、良かったと言えそうです。
初値売りで約1.1万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【紀文食品(2933)】(公募価格1,160円)
初値:1,271円(公募比: +111円/+9.6%)
高値:1,398円
安値:1,244円
終値:1,317円
出来高:14,281,800株(公募売出総計:4,144,000株)
このところのIPOの弱さから、東証1部の食料品セクターは初値が公募割れの可能性も否定できないほど弱気な状況にはなっています。結果的に無事に初値プラスで終えて、終値も初値より高い位置とまずまずの動きになっています。
新規承認が出た時からは紀文食品の結果は当初予想よりも下げたものの、公募割れは避けました。これで次の気になるIPOは22日の3社同時上場ということになりそうです。2021年全勝記録がここで途絶えるのか?それとも踏ん張ってくれるのか予測が付かなくなってきました。
一方でIPOのブックビル人気は健在で、現在も高い倍率で公募株取得の難易度は高いままです。こういう時期が一番割に合わない状態と思いますが、長いスパンでIPOをみるとまだまだIPO好調期のような気もしますので、出来ることをしっかりして利益を積み重ねておきたいですね。
紀文食品に関しては株主優待新設や、東証1部上場で指数的な買い需要など中長期で見ても安定感がありそうかなとは思っています。もともと想定価格が1,310円でしたので初値あたりでは買いやすい水準だったかも知れません。出来高は公募売出総計を約4回転しています。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
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今回はピタリ賞がでませんでした。
1,200円台の惜しい予想、1,280円や1,260円がありましたがニアピン賞となる1,270円がなかったですね。IPOの地合いが悪くなれば1枚あたり1万程度の結果というのも大方の予想だったと思いますので、そこそこ分かりやすい初値になったかもしれませんね。ただ、これが安いか高いかは判断しかねる初日の動きにも見えました。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。