Photosynth(4379)の初値結果です。残念ながら公募割れという結果になってしまいました。これで2021年の公募割れは7件目になります。過年度のデータと見比べるとまだ勝率が高い今年のIPOですが、12月に向けて不安な情勢ですね。

初値売りで約9,000円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。

Photosynth(4379)のIPO新規上場情報

【Photosynth(4379)】(公募価格1,500円)

4379

初値:1,410円(公募比: -90円/-6.0%)
高値:1,526円
安値:1,387円
終値:1,394円
出来高:5,691,900株(公募売出総計:6,313,300株)

初値は1,410円と引受価格の1,387円よりは上で付いたものの厳しい結果でした。その後、一旦は公開価格の1,500円を超えたので初日で同値撤退(手数料負け)は可能でした。しかし、それも一瞬でその後ダラダラと値を下げており1,400円を割れて引けています

公開価格が出た時に海外販売の割合が減っていたり、不安なレベルで当選も見られたのでひょっとするとの公募割れも可能性としてありましたが、注目度の高そうな事業で公募割れするのはIPOファン的には残念ですね。当方もB評価にしており、そのB評価が今年2回目の公募割れとなってしまいました。

どちらかというと評価が甘い(厳しそうな銘柄でもプラスになる銘柄を探したい)ところがありますが、B評価で公募割れというのは避けたいと思っています。このままの地合いなら1~2段階下げて今後のIPOを見ていきたいと思っています。IPOの風向きは一瞬で変わったりしますので気が抜けないですね。

それにしてもこの状況のままだと12月のIPOラッシュが非常に不安になりますね。今回、出来高が公募売出総計を1回転しないレベルの売買の少なさになっています。明らかに買いの威力が少なすぎる感触です。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでませんでした。

読者予想も結構強気でしたが、今までのIPOの傾向からすると注目度が高ければなんとかなることが多かったので、高めに予想された方が多いと思います。上場初値は残念でしたがスマートロック事業は未来の発展のために有効に社会に値付いてほしいかなと感じます。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。