【12月21日IPO初値結果】ＹＣＰ(9257)、ライフドリンクカンパニー(2585)、湖北工業(6524)、ラバブルマーケティンググループ(9254)の初値結果！強弱くっきり！

本日は4社同時上場予定で3社の銘柄の初値がつきました。一番注目されたラバブルマーケティンググループは初日持ち越しとなっています。かなり強弱くっきり分かれた展開で、明日以降も同じような展開になりそうですね。

初日の状況を見ておきたいと思います。

まずはＹＣＰホールディングス（グローバル）リミテッド(9257)から。

初値売りで約6,000円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。

⇒ＹＣＰホールディングス（グローバル）リミテッド(9257)のIPO新規上場情報

【ＹＣＰホールディングス（グローバル）リミテッド(9257)】（公募価格830円）

初値：770円（公募比: -60円/-7.2%）
高値：790円
安値：650円
終値：650円
出来高：2,191,000株（公募売出総計：3,925,400株）

初値は770円でほぼ引受価格（763.60円）付近での決着です。やはり同時上場では注目度に劣る銘柄は苦しい展開を予想すべきでした。当方もC評価で参加して公募当選で損失となりました。初日の動きとしては、初値後に急落して、その後もいいところなくだらだら下げる展開です。全く買い手がいない状況と言えるかもしれません。

出来高はまだ公募売出総計を半分程度といったところですので、あまり回転もしていません。ここから押し上げていくには相当量の買いが必要でしょうから時間がかかりそうですね。しばらくは上場ラッシュで無視されるでしょうし、その後も内容不明の外国株にわざわざ参加するかどうか？厳しい状況が続きそうです。

野村證券主幹事だから安心銘柄という見方は全くできませんので注意が必要です。ただ、外国株という特色を考えると後々根強い動きはするかもしれませんね。

こちらはピタリ賞がでました。

ただしメルアドなしの投稿ですので、アマゾンギフト券対象者はなしとなります。読者予想的には上がっても良さそうだけど、このように損失も覚悟の上でという見方が多かったので、こうなるのは仕方なかったかもしれません。まぁ、当方が野村證券でネットで当たってる時点で悟れというところでしょうか？

次にライフドリンクカンパニー(2585)。

初値売りで約1万円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。

⇒ライフドリンクカンパニー(2585)のIPO新規上場情報

【ライフドリンクカンパニー(2585)】（公募価格1,535円）

初値：1,427円（公募比: -108円/-7.0%）
高値：1,435円
安値：1,206円
終値：1,206円
出来高：1,272,300株（公募売出総計：3,624,300株）

ライフドリンクカンパニーは引受価格での公募割れでした。これはもう直前の気配では感じ取られたところでしょう。しかしながらその後の動きのほうが酷いですね。初日に1,206円まで下げています（初値から－221円）。さすがに安くなりすぎてないかとも感じますが、適正価格が何処なんでしょうね？こういった動きを見ると、少し前に公開価格が安すぎるのではないか？といったニュースが流れていましたが、こういうIPOもちゃんと見て検証しろよと言いたくなります（多分、こういう結果を入れずに検証しそうですが）。

なお出来高もかなり少なく公募売出総計の3分の1程度で全く回転していません。案外割安感あるなと思っていたので、ここまで下がるなら少し買っておけば戻しそうな気もしますがどうでしょうか？個人的には東証2部上場銘柄で食料品のようなディフェンシブ系のセクターなら下がったところで買えがセオリーですので、先々注目しています。

配当もありますし、恐らく優待新設（水やお茶の葉だと思いますが）ぐらいはしてきそうですので、上場イベントでここまで下げるならという思いはあります。

しかし大和証券とＳＭＢＣ日興証券の共同主幹事です。こういったIPOのイメージを悪くする案件を平気で出してくると覚えておきましょう。

こちらはピタリ賞がでました。４名の方が的中です。

当方も直前予想では引受価格の予想で的中でしたが、もっと早くからそういった予想ができていればなぁと後悔しています。あまりにIPOに対して楽観視せずにしっかりと強弱をつけて良いものは強気、悪いものは弱気と鮮明にすべきですね。今回の１２月上場ラッシュC評価は全て弱気に予想すべきでした。

3つ目に湖北工業(6524)。

初値売りで約13万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

⇒湖北工業(6524)のIPO新規上場情報

【湖北工業(6524)】（公募価格4,000円）

初値：5,300円（公募比: +1,300円/+32.5%）
高値：5,490円
安値：4,560円
終値：5,110円
出来高：3,977,000株（公募売出総計：2,600,000株）

湖北工業は大方の初値予想を大きく上回る5,000円超えの5,300円で初値がつきました。強いものは更に買いたい圧が強くなって高い初値になりますね。初値後はさすがに高すぎる初値ということで一旦下げていますが、今日のIPO注力株はここという感じで、初日の値動きは耐えている感じですね。そこそこ上下動しながらどっち付かずの展開になっています。ただ、明日以降も上場ラッシュが続きますので、さっさと次のIPOに移ってしまいそうで、明日は買いがかなり減りそうで怖いですね。

この銘柄は初値が高くなってもおかしくないと思っていましたが、上がりすぎると面白くないですね。これ以上はセカンダリーが入りにくい展開でしょう。よくよく考えると東証2部銘柄で半導体不足など騒がれなかったら地味系案件です。

出来高はそこそこですが、公募売出総計を2回転もしていません。やはりIPOラッシュで分散傾向となっており、苦戦は続くと見るのが正しそうです。

野村證券主幹事で、こちらが公募であたり初値売りで抜けた方はラッキーですね。

こちらはピタリ賞がでませんでした。

5,500円程度の予想もありましたが、読者予想的には4,000～4,500円ぐらいの初値プラス予想ですね。当方もそれぐらいが落ち着きどころと考えているので、今の初日の水準でも少し高いと思っています。普通に考えると明日以降下がりそうですが、IPOは普通じゃない動きするのでよく観察して今後の戦略に活かしましょう。

以上、3社の初値レポートです。結果的に強弱くっきりが際立つ展開でした。明日以降も同じような動きになって当方評価でC以下は厳しく、Bもやや微妙、A評価より上は予想より上がるような状況をイメージしています。しかし、明日明後日はA評価している銘柄がなくかなり苦戦しそうです。

最後に本日値がつかなかったラバブルマーケティンググループの最終気配です。

ラバブルマーケティンググループ(9254)のIPO新規上場情報