本日は3社同時上場予定で3社の銘柄が全て初値がつきました。一応が付きますが全て初値プラス。そして初日の動きは2銘柄がストップ高、1銘柄ストップ安という展開。これは普通のIPOらしい結果と言えるでしょう。

少なくとも上場ラッシュ初日で酷い結果にならなかったことは、後に続くIPOを後押ししそうです。

まずはJDSC(4418)から。

初値売りで約100円のプラスです。初値売りだと手数料割れですね。

JDSC(4418)のIPO新規上場情報

【JDSC(4418)】(公募価格1,680円)

4418

初値:1,681円(公募比: +1円/+0.1%)
高値:2,081円
安値:1,681円
終値:2,081円
出来高:4,438,000株(公募売出総計:2,440,000株)

初値はほぼ公開価格と同値の1,681円スタートになりました。これまでの直近IPOの動きを見ると初値は期待しづらくなっていたかもしれません。しかしながら前場のうちに一気にストップ高、2,000円を超えて初日は終えています。

正直、この結果は待っていた結果かもしれませんね。いつもセカンダリー勢が報われてなかったので、初値があまり伸びないで、安いと思われて買われて初日に伸びるというのがIPO地合い的には一番追い風になります。

注目度が高かったであろうJDSCがセカンダリー勝利となってくれれば、今後のIPOにも少し期待と希望が持てます。

こちらはピタリ賞がでませんでした。

読者予想に弱気予想で1,680円があってニアピン賞出るかと思ってましたが、該当者なしでした。結構読者予想は強気で平均値が2,500円超えとなっています。この予想の状況を見れば、明日以降も一相場作るかもしれませんが、上場ラッシュで移り気な状況にはなりやすそうです。


次にグローバルセキュリティエキスパート(4417)。

初値売りで約12.2万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

グローバルセキュリティエキスパート(4417)のIPO新規上場情報

【グローバルセキュリティエキスパート(4417)】(公募価格2,800円)

4417

初値:4,020円(公募比: +1,220円/+43.6%)
高値:4,270円
安値:3,320円
終値:3,320円
出来高:3,509,200株(公募売出総計:600,000株)

こちらは初値が伸びて4,020円と4000円超え、1枚あたり10万以上のプラスと好結果でした。直前のビクビク感を考慮すると随分とオーバーシュート気味な初値が付いたと思います。一方で初日の動きはなかなかなジェットコースターですね。

出来高は公募売出総計を6回転弱です。これだけ上下運動すれば回転力もあったでしょう。初値高騰、急下落、再度急騰、そして急落のストップ安はチャートの画像を見てもジェットコースターの軌道にしか見えません。

この動きでセカンダリーで1日で勝つにはなかなか至難の業でしょうが、どうなんでしょうね。よく言われるIPOの迷信的格言に「グローバルと社名に付く会社には手を触るな」が加わりそうです。

なお他には「英文字3文字銘柄は危険」「腕組銘柄」「芸能人(著名人)IPO」など色々あります。

こちらはピタリ賞がでませんでした。

4,000円予想は複数ありましたので、当たる可能性はあったと思います。読者予想の平均は3,700円でしたので、全然普通にありな初値でしたね。当方は直前弱気に下げてしまったので、予想が難しいなぁと感じています。


3つ目にHYUGA PRIMARY CARE(7133)。

初値売りで約10.4万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPO新規上場情報

【HYUGA PRIMARY CARE(7133)】(公募価格2,600円)

7133

初値:3,640円(公募比: +1,040円/+40.0%)
高値:4,340円
安値:3,640円
終値:4,340円
出来高:1,448,500株(公募売出総計:305,500株)

こちらは初値良し、セカンダリー良しの良IPOの動きとなりました。こういうIPOが豊富に出てくるとIPOここにありという状況になります。嬉しいですね。出来高は公募売出総計の5回転弱、ストップ高になりながらもそこそこの出来高で回転もしています。問題は明日以降も上場ラッシュが続くことから資金の流れが移りやすく、その影響が出てくるかどうかですね。

いずれにしても良いインパクトを与えてくれたIPOになります。10億以下レベルのIPOなら安心感も出てきたのではないでしょうか?このまま後のIPOも続いて欲しいですね。

こちらはピタリ賞がでませんでした。

読者予想は補正値で3,600円程度の数値が出ていて、皆さんの予想から計算する数字が非常に参考になる状態です。私の予想は直前の引き下げで結果から離れる状態。いろいろな思惑に踊らされていて、コンピューターの冷血な計算のほうがよく当たる感じがしますね。


以上、3社の初値レポートです。12月上場ラッシュウィークの初日はいつものIPOの雰囲気で、ビクビクしていたのは何だったんだろうという状況です。それでもこれから同時上場も増えますので楽観視は出来ません。恐らく荒波でしょうから、いい波がくれば悪い波も来るに違いないので、毎日しっかりと備えましょう。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

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IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

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