くすりの窓口(5592)の初値結果です。IPOの流れの悪いまま上場日を迎えてしまい残念な結果となりました。しかしながら、初日で公開価格超えのタイミングもあり逃げ場自体はあった内容となっています。
初値売りで約1.2万円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。
【くすりの窓口(5592)】（公募価格1,700円）
初値：1,580円（公募比: -120円/-7.1%）
高値：1,789円
安値：1,542円
終値：1,610円
出来高：5,527,400株（公募売出総計：2,800,000株）
初値は1,580円で引受価格1,564円よりは少し上では始まっています。とはいっても、ヘルスケアDX系の業種でそれほど悪くない銘柄でも少しでも微妙だと頑張れないIPO地合いに押されて苦しいですね。一応、初日で公開価格の1,700円は超えましたのでそこは評価できますが、そこから更に上とは続かず結局終値は1,610円です。
出来高は公募売出総計をちょうど2回転程度ですが、初日で公募割れで一旦上に行こうとして再び下がっているのを考えると、今のIPO地合いでは上昇の雰囲気は感じられないですね。10月IPOはこの後も微妙なIPOがたくさん続きますが、今回の上場のように危うい銘柄が多いです。残念ですがしばらくIPOだから何でもOKではなくて慎重に取り組む必要がありそうです。
SBI証券主幹事銘柄は特に流れに任せた結果になることが多いので、地合いの悪さはもろに受けます。現在、3連続で公募割れ中です。次の銘柄も地方市場上場で危険。バイオ案件も怪しいと厳しい案件が続きます。
翌日持ち越しとなったキャスター(9331)の状況も見ておきましょう。
最終気配1,748円で約2.22倍の買い越し状況です。
フル板合致点では概ね1,800円でした。朝の気配では2,000円あたりで徐々に下げて初日ギリギリ値付けもといったところだったので明日は即金規制入りでどうなるか不透明です。個人的な予想としては明日は上場銘柄もなくここに集中されるということで、ちょっと吊り上げ気味に高値スタートを予想しておきます（普段ですと1750円ぐらいですぐ付きそうな気配です）。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞はでませんでした。
くすりの窓口はSBI証券主幹事ですので、どうしても読者予想は期待票が入ってしまい少し高い予想値がでます。中央値で2,250円は今の地合いでは少し難しい内容ですね。それでもなんとかプラス初値になって欲しかったですが、初日で公開価格超えが精一杯だったようです。しばらくはIPO事情も選別色を強めながら参加するのが吉となりそうです。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。