本日は3社の銘柄が初値がつきました。前日持ち越し銘柄はないですが、3社同時上場で資金の分散が懸念されたもののいずれも初値プラスの決着となりました。やはり上場ラッシュは疲れますので、なるべくスケジュール分散して欲しいところです。初値が付いた順に見ていきましょう。

まずはコロンビア・ワークス(146A)から。

初値売りで約4.45万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

コロンビア・ワークス(146A)のIPO新規上場情報

【コロンビア・ワークス(146A)】(公募価格1,080円)

初値:3,745円(公募比: +445円/+13.5%)
高値:4,030円
安値:3,550円
終値:3,725円
出来高:2,383,500株(公募売出総計:913,500株)

初値は3,745円で懸念材料もあった銘柄としては好結果でしょう。C級評価した銘柄が無事に進んでいるのをみるとIPO地合いが引き続き問題ないというのを確認できたかと思います。初日の動きは方向感がそれ程ありませんでしたが、早い時間帯に4,000円超えもありました。

もともと地味系の不動産業ですので、初日でもみ合う展開になると明日以降は注目度が下がることで買いが入りづらいかも知れません。とはいえ、まだ頑張っている株価ですので初日の高値4,000円付近を超えてくるなら短期的に面白い存在ではあります。

3月上場ラッシュではもう一つC級評価しているマテリアルグループが全勝に向けて最後の砦となりそうです。マテリアルグループの方が不安材料が多く評価もC(4)で、ここのC(5)より下としています。

こちらはピタリ賞はでませんでした。

読者予想の平均値は3,350円とほぼ公募付近や公募割れの予想も多かったので、無事にスタートしてよかったと胸をなでおろしている人が多そうですね。


次にシンカ(149A)。

初値売りで約3.5万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

シンカ(149A)のIPO新規上場情報

【シンカ(149A)】(公募価格1,320円)

初値:1,671円(公募比: +351円/+26.6%)
高値:1,838円
安値:1,559円
終値:1,803円
出来高:4,202,400株(公募売出総計:620,000株)

初値は1,671円で当方の直前予想1,680円に近い結果となりました。朝の気配を見るとギリギリまで公開価格の1,320円気配とこれはチャンスと思ってましたが、その後、1,400円でも1,500円でも買えずmどんどんと気配が上がっていき、結局当初の予想近くまで上がってスタートしています。

初日の動きはジリジリと上を目指す展開で、ロックアップ解除価格の1,980円は気になるけど、そこまでは買えると動いている雰囲気でしょうか?出来高は公募売出総計を7回転程度。まだロックアップ解除で大きな売り玉がない状態です。あまり目立った動きをしていないというのが本音かもしれません。

こちらもピタリ賞はでませんでした。

読者予想も頑張っても1.5倍までという予想が多く、妥当な初値・初日の動きになったと思います。それにしても公開価格が仮条件より20%超えする銘柄はセカンダリー的には嫌われやすく暴騰率であまり初値が伸びない気がします。これはデータが貯まれば検証したいところです。


3つ目にダイブ(151A)。

初値売りで約14万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。

ダイブ(151A)のIPO新規上場情報

【ダイブ(151A)】(公募価格1,820円)

初値:3,225円(公募比: +1,405円/+77.2%)
高値:3,345円
安値:2,826円
終値:3,050円
出来高:2,605,100株(公募売出総計:615,000株)

こちらも朝の気配は怪しかったように見受けられましたが、結局初値は吊り上がって当初の予想に近い3,225円まで上がりました。一方でセカンダリーは一気にとは行かず続きませんでしたね。後場の下げで3,000円割れとなっていますが、引け前に少し盛り返して終値は3,000円よりも高い3,050円で引けています。

出来高は公募売出総計の4回転強で出来高もそこそこですね。超注目というほどの銘柄でもないので、前日までに上場した注目銘柄にも注目度が奪われたかも知れません。

SBI証券主幹事銘柄ということでIPOチャレンジポイントの状況も書いておきます。ボーダーラインを425P、200株当選とすると28万÷425≒659円です。やはりプラス見込みが強い銘柄で複数セット配分になってくれるとポイント換算も高くなります。

1P500円以上も付けばポイントインフレのこのご時世なら使ってかなり良かったと言えそうです。

やはり規模感があって注目度もある銘柄にしっかりポイントを注ぎ込んでゲットするのが王道でしょうか?800P突っ込んでも1P300円以上の価値は出る計算ですので、勝負するときは複数セット配分を期待して確実に取るのがオススメですね。

こちらもピタリ賞はでませんでした。

読者予想補正値で3,220円があるなど、大方の予想通りの初値に結局落ち着いています。朝の気配が弱くても吊り上がって結局予想通りに落ち着くのはIPOの地合いの良さを感じさせます。


以上、3社の初値レポートです。公募割れなく進み、良かったと振り返られる日でしたね。

最近はセカンダリー記事も書いていますので、そちらでも戦略の振り返りを書いています。

今回はシンプルなあの戦略が予想通りには動きました。ある程度、いくつかの前知識や戦略を見てみて、それを真に受けることはないですが、知っておいて取り組むことで闇雲な参加ではなく意図を持ってセカンダリーに参戦できるのでは?と思っています。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
黒澤のツイッターでは初値速報を流しています。

https://twitter.com/96funnews
ツイッター使っている人はフォローして頂ければ幸いです。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。