山忠(391A)の初値結果です。初値は同値でなんとか耐えたと言う結果でした。初日の動きは2,500~2,600円という狭い値幅で、あまり動きもせずという状況でした。IPOもそうですが暑い夏が来て株式全体も動きが悪くなりそうですね。

初値売りでプラスマイナス0円です。公募当選者の方は手数料割れですね。

山忠(391A)のIPO新規上場情報

【山忠(391A)】(公募価格2,600円)

初値:2,600円(公募比: 0円/0.0%)
高値:2,608円
安値:2,503円
終値:2,532円
出来高:77,500株(公募売出総計:190,000株)

初値は2,600円と公募同値の決着。酷い公募割れにはなりませんでしたが、うまく微増スタートも難しかったようです。その後は公開価格よりやや下での推移が多い初日でした。出来高は77,500株と公募売出総計の半分にも満たしていませんので、地方市場らしい寂しい商いですね。

当方はBBスタンスでこういう銘柄はC級にすべきところをB級評価としていて、スケジュール面から見て微増スタートから、初日に上方向なら買いを誘う展開も考えていたのですが思惑は外れてしまいました。結果的に公募同値ですと、買いに向かうイメージがつきにくく、今後は何時来るかわからない動意付きを待てるかの状況かと思います。最早こうなると、IPO短期イベント投資的な観点からは評価はもう少し下げておくべきだったかもしれません。

一方、例年8月のIPOは夏休みシーズンです。今年は異例な形で、8月13日というお盆のど真ん中に注目宇宙IPOの登場、4年ぶりのリートIPOも同日上場という例年とは少し異なった状況もありますが、一先ずは夏休みシーズンの空き巣狙い的な物色買いも期待できることから、数値的に割安な印象のある上場仕立ての不動産業は仕込みやすさがあると感じています。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞はでました。3名の方が的中です。

冷静な判断で微妙銘柄で公募同値というのが正解だったように思えます。個人的には今のIPO地合いだったら地方市場上場とはいえ、スケジュール面で買いがもう少しあることも期待していましたが思惑は外れました。IPOの初値予想は本当に難しく判断が甘いという批評もあるかと思いますが、今後も出来る限り頑張って予想したいと思います。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所

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